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【99.99%はムリ】腰痛の“根治”ができない人の特徴6選

僕はこれまで、自分の整体院においてお客様が抱えていた

・計40回治療に通うも変わらない腰痛
・寝られない/歩けない坐骨神経痛
・寝たきり状態になる程の下肢の感覚障害
・7年保険治療を続けても残る顔面の激痛
・どんな検査も“異常なし”のスネの攣り
・リハビリで全く改善しなかった臀部痛
・手術から半年後に再発した脚のしびれ

など実に多種多様な「痛み・しびれ」を解決するお手伝いをしてきました。

各々、復職されたり、趣味のゴルフや陶芸を再開されたりする程度に回復されていて、「お客様の声」は「ここまで載せてるHPは見た事ない」「潔い」「これだけの文章を書いてもらえるのはすごい」と、お越しの方によくほめて頂きます。

ただ、僕は、「腰痛の万能薬」でも「ゴッドハンド」でもありません。(というか自称“ゴッドハンド”、嫌いなんですよね。依存形成を是としているようで)

それに、はっきりいって、99.99%の人は上掲のような結果(痛みの根治や姿勢改善)を出せません

良い結果には、それ相応の“理由”がありますし、整体にいくら通っても良くならない方もいます

ちなみに当院は、痛みを“根治”したい方、あるいは姿勢を変えたい方のための整体院です。痛くなった時だけ行く場所(慰安目的のマッサージ店や、画像を撮って湿布をくれる整形外科など)としての機能は持ちません。受け身な方のお役には立てません。

腰痛や坐骨神経痛の“根治”というのは

①対象者自身が痛みの起こる仕組みを理解し、
②カラダの扱い方を身につけ、
③多少負荷をかけてもリカバリーできて、
④自分で快適な状態を維持し続けられる

状態になることです。

そもそも「根治を目指す」必要はあるのか?


そもそも「根治を目指す」理由、翻って「その場しのぎではいけない」理由はなんなのでしょうか。

ここで、根治を目指す、すなわち先の定義でいう「カラダの扱い方を身に着ける」利点を整理しておきましょう。

カラダの扱い方を身につける利点としては‥

常日頃の「姿勢や動作に起因する力学的なストレスを減らす」面から、

日々感じる、あるいは将来感じ得る「肩こり・腰痛」などの“痛み”や「ヘルニア・腰椎分離すべり症・変形性膝関節症」などの“関節疾患”を防ぎつつ、

生活の質を高く保てること、が挙げられます。

また、これに付随する利点として、

先行き不透明な治療院通い生活をしなくてよくなるかもしれません。そうなれば、時間やお金の無駄も減るかもしれません。

痛みを自分のコントロール下におくことができるかもしれません。そうなれば大きくいえば「自分の人生の手綱を握っておける」かもしれません。

これらが、根治の利点といえそうです。

一方「その場しのぎ」を繰り返していても、カラダの扱い方は変わりません。痛み止めやマッサージで、立ち方や歩き方や呼吸の仕方は変わりませんし、力学的ストレスは減らせません。日々感じる(あるいは将来、感じ得る)痛みや関節疾患を「防ぐ」ことにもつながり得ません。「努力」こそ要りませんし、ひとときのラクさを得られるかもしれませんが、時間とお金と健康を失います。

これらの要素を天秤にかけて必要性や価値を感じる方は根治を目指せば良いと思いますが、何年もこの活動をしていると、嫌でも根治“できない”方の共通点がみえてもきます。年々その精度も高まってきて、今や「問い合わせの文面」でも、だいたいわかります。

そういった経験から、今回は「腰痛の“根治”ができない方の特徴」をお伝えします。

99.99%はムリ。腰痛を根治できない人の特徴6選


さきほど、腰痛や坐骨神経痛の“根治”というのは

①対象者自身が痛みの起こる仕組みを理解し、
②カラダの扱い方を身につけ、
③多少負荷をかけてもリカバリーできて、
④自分で快適な状態を維持し続けられる

状態になること、と述べました。

これは“能力”というよりは“習慣”の問題ですから、本来、誰にでもできます。

しかし実際は、ほぼ全員、この定義でいう「根治」はできません

なぜか?

根治を目指すプロセスは、めんどくさいからです。

99%の人は行動しません。さらに言えば、残った1%でただしく行動し続けられる人はその中の1%」くらいです。

ほぼ全ての人は、物事を予防的に考えて行動するのではなく、最悪な状況に陥るまで「一瞬のラクさ」を求めます。

とりあえず“その場しのぎ”して、喉元過ぎれば熱さを忘れ、その場しのぎが効かなくなったら別の手段―それこそ「カラダの扱い方」に目を向けるも、ケアもエクササイズも姿勢の意識も3日でやめてしまいます。結局、姿勢も動きも変えられず、痛みを何度も再発させ、防げた障害を防げなくなってしまいます。この最大の理由は“怠惰”です。

ヒトも動物ですから、危機に瀕すればそれを回避しようと行動しますが、危機を脱すると行動を起こすモチベーションが生まれにくくなるので、多くの人が腰痛や坐骨神経痛を「根治できない」のは当然と言えば当然かもしれません。

ここからはそんな「根治できない方」の具体的な特徴を一つずつ解説します。すべてソフト面(考え方)の話です。根治の必要性を感じる方は、逆を行けば「根治できる可能性」がみえてきます。

①なぐさめを求める方
②他責思考の方
③自己流を捨てられない方
④「私は治らない」と確信している方
⑤時間をつくれない方
⑥報連相が苦手な方

①なぐさめを求める方


腰が痛くなった時に、とにかく腰を揉んでもらってそのとき少し楽になればいい、という、なぐさめ(その場しのぎ)を求める方について、一応触れておきます。(そもそも根治を目指していない、あるいはできると思っていないでしょうし、なぐさめで根治ができないのは百も承知かと思うのですが)

まず、その場しのぎはその場しのぎで、それ以上でも以下でもありません。時間が経って症状がぶり返すのは、普通のことです。

基本的に、腰痛は、「腰だけの問題」ではありません。頭から足まで、全身をみる必要があります。「腰だけにフォーカス」したアプローチは、「腰以外にある腰痛の原因」を無視したアプローチ、とも言えます。

また、痛みの原因を突き止めるには、「検証」が必要です。

しかしながら見聞きする限り、なぐさめには「原因を検証する」プロセス自体がない場合が多く、この点においても、治る痛みも治らないと言えます。

さらに、留意すべきは、「なぐさめだけを続けるリスク」です。

マッサージや痛み止めやブロック注射だけの対処を続けるリスクとして、症状の“質”が変わること、があります。

張りやコリが痛みになったり、しびれるようになったり、痛みの範囲が拡がったり、以前は効いたマッサージが効かなくなったり

背骨の変形や関節の変形も「ある日突然」起こることではありません。いわば“水滴穿石”(負担の蓄積)の結果です。なぐさめの末路です。

基本的には「カラダの癖(姿勢や歩き方や呼吸の仕方の癖)」を変える過程で、痛みやしびれの軽減あるいは消失は起こり得ます。痛みをコントロールできるようになり得ます。なぐさめを求める限り、その土俵にすら乗れない、ということです。

痛くなくなる=治る、ではありません。癖が変わる=治る、です。そもそもここの認識が間違っていませんか?

②他責思考の方

今の「その人のカラダ」は、その人がカラダをどう扱ってきたか?があらわれています。24時間365日×生きてきた年数の「歴史の結果」とも言えそうです。

また、今後のその人のカラダは「その人がこれからどうするか?」によって変わります。

要は、自責思考でしか自分のカラダは変えようがないのです。他人のせい、環境のせいにしたくなることもあるかもしれません。が、カラダづくりにおける主語は常に「自分」です。頑張るのは自分です。他責思考では厳しいです。

「自走できる」人でなければ、カラダは変えられない

僕はお客様と1~2週に1回とか月に1回の頻度で1時間程度会っています。その時間はその方が過ごす時間の何百分の1です。痛みや姿勢は僕がお客様に「触れるから」変わるわけではありません。

③自己流を捨てられない方

とはいえ、人体に関する科学的な知識(解剖学や神経生理学や運動学など)がない方にとって「自己流(自分の考え)」でカラダを変えることは、ハードルが高いです。

痛みの根治や姿勢改善を目指す営為は、いわば「癖を変える」作業であり、なおかつ、こんがらがった紐を一度ほどいて整えるような作業でもあり、やることの“順序”や“客観的な視点”が大切だからです。

というか、自分の考えの結果が「今」です。これまで症状を「悪化させてきた人」の癖(考えやノウハウ)は、今後さらにその症状を悪化させると考えるのが妥当でしょう。(実際、良かれと思って行われていた姿勢の意識などが、「痛みを引き起こしていた(と思われる)行為」であることも少なくありません)

また、そもそも自己流でできる人は、痛みも不調も起こらないかもしれません。

どんな業界においても、素人が10年考えて導き出した答えより、プロが10秒で出した答えの方が、良い結果は出ます。

痛みを産みだした人にとって「方法を考える」時間は無駄、ということです。根治や姿勢改善を目指すのであれば「行動だけに注力」できる体制を整えましょう。

そういった意味で「自己流を捨て、“良い伴走者”を見つける」ことが非常に大切、といえます。そして根治の最大のハードルはここにあります。(自己流を捨てるのも、伴走者を見つけるのも、どちらも激ムズですが、素直であればカラダは変えられます)

ちなみに、当院へお越しの方には“科学に基づく根治に向けた明確な道筋”を提示しその方法で取り組んで頂きます。任せて頂くのであれば、走るのはあなたですが、交通整理(現在地と目的地の確認、やることの「現実的かつ具体的な方法」の提示)は私に任せて下さい、というスタンスです。

④「私は治らない」と確信している方

痛みやしびれを改善すべく何年も治療したり、何件もたらいまわしにされたりすると「もう無理だ」「治らないんだ」と思いたくなるのも分かります。

が、痛みとは本当に厄介なもので、本人が「治らない」と信じ込むほど、本当に治らなくなる側面もあるのです。

また、姿勢改善・動作改善という文脈における「やること」は基本的に「科学」です。論理的かつ批判的な判断と遂行が求められます(「○○の時は△△をする」「この動きをすると痛むということは、何か先にすべきことがあるのではないか?」など)

これらが「論理と感情を切り分けて考えることが苦手」「自己解釈(自己流)が混ざる」など何らかの理由で困難な場合、根治は難しくなる傾向にあります。

⑤時間をつくれない方

右利きの人が突然「いまから左利きとして生活して下さい」と言われても、適応には時間がかかるでしょう。同様に、根治(カラダの癖を変える)には時間がかかります。

毎日数分のケアやエクササイズをするにしても、日々の姿勢の意識をするにしても、またその方法論を学んだり、進むべき方向性やコツを掴むにしても、(程度の差はあれ)時間がかかります。

よって物理的な時間を捻出できなければ、根治は難しい、と言えます。

健康を捨てて成し得たいことがあるなら、それはだれも止めません。ただ物事はすべてトレードオフです。いいとこどりは出来ません。カラダを変えるとしたら、まず時間をつくることから始めましょう。

⑥報連相が苦手な方

たとえば「大雑把な性格」の方は「痛みに強い」印象はありますが、大雑把過ぎても、根治は難しいです。

なぜなら、根治を目指すこと(カラダの癖の矯正)は、繰り返しますが基本的に「科学」であり、小さな約束を守ることの繰り返しだからです。どちらかといえば初めは神経質くらいなほうが有利に働きます。

一旦「意識」を徹底し、慣れたり必要がなくなった時点を不要な意識を削ぎ落とす人と、「いまは痛くないし平気だろう」と初めから意識しない人のどちらがカラダの癖の矯正を完遂できるか?は比較するまでもないでしょう。

日常における報連相(報告•連絡•相談)が苦手な方は、瞬間瞬間の意識の徹底も、その延長上にある「癖を変える」ことも難しい傾向にあります。

・なぐさめを求める方
・他責思考の方
・自己流を捨てられない方
・「私は治らない」と確信している方
・時間をつくれない方
・報連相が苦手な方

以上が、根治できない方の特徴です。はじめにいったように、ほぼソフト面(在り方)の話ですが、「甘くないな」というのは何となく伝わったのではないでしょうか?

カラダづくりや癖を変えることなんて、当たり前にめんどくさいのです。めんどくさいからこそ取り組む価値があるのですが。

1万人中9999人は、「めんどくさい」を「仕事が」「スケジュールが」と色んな形に言い換えて、投げ出したり、先延ばししたりします。物事を近視眼的に考え、ただしい行動を淡々と続けられません。ゆえにカラダを変えられません。だからこそ「なぐさめの治療」は必要です。99.99%の人の需要があるからこそ、対症療法は蔓延ります。

予防的に考え、正しい行動を淡々と続ける
これができることは、それはそれでとても希少な“才能”にも思えます。

ではどうすれば、1万人に1人の「根治できる人」になれるか?

自分で快適な状態を維持し続けられるようになれるか?

“なぐさめという常識”から外れた結果(=根治)を得ることができるか?

1万分の1になるための1つのコツ

根治するには、自分のカラダと向き合い続ける必要があります。カラダの癖はすぐには変わりませんし、「仕組み」を学ぶにも時間がかかります。

そして先述のとおり、99.99%の人はすぐに(例えば「痛みがなくなったら」)向き合う事を投げ出してしまいます。癖が変わらず、仕組みもわからず、症状を再発させます。痛みをコントロール下におけません。

では、どうすれば向き合い続けられるか?1万分の1になれるか?

1つ、コツがあります。

「やらないとどうなるか?」自問自答し、突き詰めて考えることです。

結局、人間は、お尻に火がつかなければやりません。具体的な動機や目標がなければ、行動し続けることなどできません。

当院へお越しの「しばらくリハビリに通って良くならなかった坐骨神経痛」や「手術をしても残る腰痛」を抱えていた方が症状を乗り越え復職などできたのは、僕が「交通整理」したことも多少はありますが、なによりも本人が「歩けないと仕事できないからマズい」「このまま寝たきりになりたくない」と必要性に駆られていたからです。やるしかない状況だったからです。

そういった意味では、治る(お尻に火がつく)ために必要なプロセスとして「治らない経験」「治らない手術を受けること」があるのかもしれません。

逆にいえば、歩けなくて仕事にならないとか、手術をしても治らないとか、よほど追い込まれたり強い動機がない限りは、カラダの仕組みを学んだり、エクササイズを続けたりすること自体、難しいともいえるのかもしれません。

自問自答した結果「やらなくても平気」だと思えるのであれば、そもそも、その人にとってそこまで重要ではないのでしょう。

元々は痛くなかったカラダが痛くなった、ということは、放置していたら悪化するかもしれない

まだあと何十年も働かなくてはならないから、動けなくなるのはマズイ

街で腰を90度に曲げて歩く高齢者を見て、ああいう風にはなりたくない

こういった“避けたい未来”があるならば、それを頭から離さずに、徹底的にやる、向き合う、ということです。

〇〇〇〇でなければ「治すor治さない」は選べる

あきらかな「手術適応の症状」(⬇︎表参照)でない限り、仮にヘルニアなどの診断がついていようと、腰痛も坐骨神経痛も「治す/治さない」は自分で選べます

治す…痛みの根源=「癖」を変えて根治する
治さない…その場しのぎしつつ、痛みと付き合う

経験上、癖(カラダの使い方)を変えるのに必要な期間は早くて半年、平均的には1年程度です。

①信頼できる院を見つける

②半年~1年は「癖を変える期間」として集中して向き合う、と決意する

これができれば7〜8割方の勝負はついています。

あとは淡々と、必要なことをやるだけです。


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