三亜の観光モデル!!??_インフルエンサーマーケティングの最前線
どうも!
セイタです!!
北京大学修士課程で社会学を学んでいます。
2024年3月下旬に海南島三亜を旅行してきました!!この記事では、三亜の主要な観光地について執筆していきたいと思います。
※西島と蜈支洲島は別記事にて執筆しているため除外
最近の中国では観光地の入場料がどんどん高くなっている傾向なのと、海南島の三亜はリゾート地であるため、観光地の入場料はきっと高いのだろうなと思っていました。しかし、南山文化旅游区で入場料を129元(約2800円)取られた以外は無料でした。その代わりに、観光地内でのマネタイズが工夫されていました。このような観光のモデルは日本でも応用できそうな気がします。ということで、本記事では海南省三亜の観光地を紹介していきます。
この記事では、以下の観光地を紹介していきます。
・天涯海角
・大小洞天
・鹿回頭公園
・南山文化旅游区
・後海村
・億恒主題夜市
自分は5日間で以下の観光地やレストランを巡りました。
この記事では太文字の観光地を紹介させていただきます。
なお、『地球の歩き方 中国 2019-2020年』に掲載されていた観光地は「天涯海角」と「鹿回頭公園」のみでした。おそらく日本人があまり来ないため、ページ数が少なめです、、
この記事の対象者は
・海南島を旅行する予定がある人
・海南の観光地の雰囲気を知りたい人
・旅行業界のビジネスモデルに興味がある人
です。
以下、一連の記事の概略になります。
天涯海角
まずは、地球の歩き方にも掲載されていて、旅行者からの人気も非常に高い天涯海角から紹介させていただきます。ここは市内から離れているので、近くにある「大小洞天」や「南山文化旅游区」とあわせて観光したほうが時間とお金の節約になります。
なお、地球の歩き方を見ると80-95元の入場料がかかると書いていましたが、このときは無料でした。
入口から南国感を味わえます。
この観光地の中には、インスタ映えスポット以外にも、海南に関する物語や海南出身の有名な官僚の像がたくさん飾られています。ほとんど知りませんでした(笑)
そういえば、「白い恋人」のパクリ商品もありました(笑)
入場して1キロくらい歩くと、海岸にたどり着きました。
海岸沿いには様々な文字が彫られた岩があります。
この「天涯」の文字は清の雍正帝の時代に掘られたそうです。
そして、ここはすごく有名な観光地なのですが、入場料が無料です。その代わりにマネタイズとして、写真撮影および販売といった手段を取っています。
どういうことかというと、観光地内にたくさんあるインスタ映えスポットにカメラマンが配置されています。カメラマンは「無料で写真を撮ってあげる」という謳い文句で観光客を惹きつけます。その後、非常に小さくて、画質の粗い写真を見せてきます。「この写真ならば無料、大きくて画質の良い画像ならば25元」と営業をかけてくるといった流れになります。
なお、無料で以下のような写真を撮ってくれました。サイズはポストカードくらいで、画質粗目です。まあ、でも無料ならば大満足です(笑)
なお、よく取れたなと思った1枚は25元で購入しました。無料のものよりも二回りくらい大きく、画質も問題ありません。
このビジネスモデルは個人的にはすごく良いなと思いました。おしゃれで雰囲気の良い観光スポットに無料で入れる上に、プロのカメラマンが写真まで撮ってくれます。気に入った写真だけ買えば、そこまでお金もかかりまっせん。なので、観光客目線でも非常にリーズナブルで魅力的に感じます。ある意味、薄利多売を観光地全体、さらに言えば三亜全体で行っているといえるでしょう。
大小洞天
市内から「天涯海角」の方向に車を走らせて、さらに進んだところに位置します。「南山文化旅游区」のすぐ近くなので合わせて旅行したほうが安くつきます。
ここも天涯海角と同じで、携程(C-Trip)の過去記事を見ていると、昔は100元近い入場料を取っていたそうなのですが、僕が訪問したタイミングでは無料でした。
この観光地でも上述の「天涯海角」と同様に、無料で写真を撮ってくれるスポットがたくさんあります。自分たちも5回くらい写真を撮りましたが、基本的には全部無料でした。
大小洞天も色鮮やかで美しい観光地です。
数多くの海が映える撮影スポットが用意されています。多くの新郎新婦がここで結婚写真の前撮りをしていました。
南山文化旅游区
ここは仏教に関する観光地です。三亜本土の観光地ではここだけ入場料取られました。しかも、129元(2800円)と結構いい値段しました。。ただ、その割には微妙でした。背が高い仏像が飾ってあるだけです。
仏像は驚くほど大きく、壮麗です。
仏像の上から眺める景色は悪くありません。
鹿回頭公園
ここは市内にある観光地で、アクセスが良いのでお勧めです。『地球の歩き方 中国 2019-2020年』によると、入場料が35-42元かかっていたそうですが、僕が訪問した時はすでに無料でした(2024年3月)。ただ、山頂への電動カートが2-30元かかります。
リー族発祥に関する伝説にまつわる観光地です。地球の歩き方によると
どの民族もその起源には伝説的な物語を持つ傾向にあるのですが、リー族はその起源をシカとしている点で非常にユニークですね。この辺の伝承を調査した民俗学的な資料ちょっと読みたいなと思いました。
この観光地は色とりどりの装飾がなされていて、非常に美しいです。
この公園からは三亜の街全体を一望できます。自分は夜に行ったので、美しい夜景を楽しむことが出来ました。日中に登りたい場合は、お昼前後に山頂にたどり着けば、逆光もなく上手に写真が撮れます。
「鹿回頭であなたを思う」
この看板がない観光地を探す方が難しいですね(笑)
上述したリー族の伝承に関するモニュメントと説明文です。
シカと少女の像です。この像がこの観光地で一番有名です。
後海村
ここは中国だとよくあるお土産を買ったり、食べ歩きができるストリートです。蜈支洲(WuZhiZhou)島に向かうためのポートから歩いて行けるので、島から帰ってきた際に訪れる人が多いです。
雰囲気も結構よいです。
また、いろいろなものが食べれます。
海南名物のエビせんべいを買ってみました。小エビせんべいの場合は3枚で10元(210円)です。僕は油に耐性があるので平気ですが、めちゃくちゃ油っこいです。
ココナッツは緑のものとオレンジのものがあるのですが、緑の方は若干草の香りがするので、オレンジの方が僕は好きです。ただ、往々にして緑より少し高いです。ここの屋台ではオレンジのココナッツが1個10元で売っていたので買いました。
果物も安価で販売されています。メロン、スイカ、マンゴーなどが売られています。自分はミカンジュースを頼みました(15元)。みかん10個をその場で絞って作ってくれました。
また、海鮮類もたくさんあります。僕は小さな牡蠣を5個10元で買いました。屋台の牡蠣なので、そこまで身がぷりぷりというわけではありませんが、なかなかおいしかったです。
億恒主題夜市
最後に夜市を1つ紹介させていただきます。海南島は夜生活(ナイトライフ)が活発と言われていて、夜市やクラブなどが発展しています。その中でもこの夜市は有名です。また、夜市のすぐ近くに有名なクラブもあるので、あわせて楽しむこともできます。
ここの夜市で海南っぽい服を買ったりもできます。たしか2着で100元くらいなので、ぜひ買ってみてください。
それでは、本記事は以上となります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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以下のマガジンでは、中国各地を旅行した経験について執筆しています。
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