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だからお前は音楽講師にしかなれなかったんだよ
私は今DTMで一人で活動しているので、誰とも関わりはありません。ただ、音楽教育については思うところがあって、ニュースやSNS、匿名掲示板の愚痴なんかもたまに読みます。ここnoteの記事も。
いまだに「ピアノ教室の先生には新札で月謝を渡さないといけない」なんてルールが一部で残っているらしい話を見ると、びっくりしますね。
30年ほど前、吹奏楽部にいた頃の話ですが、当時のヒステリックな女講師のことを思い出すと、いまだにムカつきます。
私も悪い部分はありました。怠けたり、合奏中に居眠りしたり、集団の輪を乱す行動をしていました。でも、怠けてたことと演奏ミスは別問題です。あの講師は、ちょっとしたミスで怒鳴るわ、殴るわ、私にだけやたら厳しかった。他の生徒だったら、きっと音楽そのものを嫌いになっていたでしょう。
正直、あの人は「指導者」としての資格がなかったんだと思います。きっと音楽家として成功できなかったから講師になったのでしょう。
でも、今の私は音楽で生活しています。だから、「ざまあみろ」と思いたい気持ちはあります。ただ、実際に言えるほど器用ではありません。大人の対応をしたいとかではなく、ただ気が小さいだけです。
そもそも、指導する側には「支配欲」が絡むことがあると思います。小さなコミュニティの中で権力を振るいたいだけの人が、指導と称して支配をしてしまうんです。
でも、すべての指導がそうだとは思いません。優しく根気強く教えてくれる指導者もいます。だからこそ、私は音楽そのものを嫌いにはならず、続けてこられました。
ただ、スパルタ教育が蔓延すれば、音楽を憎む人はもっと増えるでしょう。スパルタはローマに滅ぼされたんだから、音楽のスパルタ教育もさっさと滅びてほしいものです。
(追記 : 誤り。スパルタはギリシアのテーベに敗れ衰退、後にローマの支配下に入った。"過激な優勢政策の末に衰退し、影響力を失った"が正しいか)
もちろん、音楽教育に真剣に取り組んでいる方には敬意を持っていますし、不快に思ったら申し訳ないです。これは不肖のただの愚痴ですから、どうか聞き流してください。教育現場の事情や指導者側の苦労も、ネットの記事などからよく伺っています。
音楽業界を良い方向に導いていけるのは、真剣に取り組んでいる方々だと思っています。
最後に、当時のエレクトーンの先生には感謝しています。あのヒス講師とは違い、優しく根気強く教えてくださったこと、本当に感謝しています。やる気のない生徒で申し訳ありませんでした。
今、私が音楽家として活動していることを知る由もないと思いますが、もしもう一度お会いできたら、「ありがとうございました」と伝えたいです。
今まで作った音楽のプレイリストです。私の成りすましにご注意ください。