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レンジャーズの有原投手がメジャー初勝利。彼の投球に、毅然としたテキサスの「カウボーイ魂」を見た。MLBの話

テキサス・レンシャーズの有原航平投手(28)が、タンパベイ・レイズ戦に先発し、メジャー初勝利をつかんだ。彼の投球に、テキサスのカウボーイを思わせる毅然とした精神が垣間見えた。

5回3分の2を投げて無失点。5個の三振を奪い、無四球だった。身長188センチ、体重96キロから放たれるボールは、カウボーイの投げ縄のようだ。

マウンド上の有原投手に、馬上のカウボーイを思い浮かべる。18.44m先の狙った獲物は逃さない。

5個の奪三振は、いずれも空振りで仕留めた。

2回の1死二、三塁のピンチで、筒香嘉智選手(29)との「日本人対決」で1個目。次打者のズニーノ選手からも空しくスイングをさせた。

3~5回にも1個ずつ。バットをくるりと回させて、仕留めた。

カウボーイの仕事は、鉄道の中継地へ、何日もかけて牛を連れて行く「ロングドライブ」をすることだった。かなり厳しい労働だったろう。

それをやり抜く姿勢が「カウボーイ魂」となったはず。

淡々と冷静に、しかし毅然と。そして仕留めるときは確実に。有原投手のピッチングがカウボーイ魂とシンクロするのだ。

そう考えると、有原投手の所属球団が、テキサスのチームというのも。かなりマッチしていると思う。

有原投手の「投げ縄」は、これからも冷静に、しかし着実に。「打者」という獲物を捕らえていくだろう。

有原航平投手の「カウボーイ魂」。これからも楽しみにしたい。

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