見出し画像

甲子園の「一番星」がプロの世界で戦力外。輝きをもう一度取り戻して!元日本ハム柿木投手と元ロッテ吉田投手がトライアウトに挑戦。夏100回目と高校野球100年のⅤ投手

甲子園の「一番星」たちよ、輝きをもう一度取り戻して!高校野球で優勝投手となった2人。プロの世界へ進んだが、今季オフに戦力外通告を受けた。元日本ハムの柿木蓮投手(24)と元ロッテの吉田凌投手(27)だ。現役続行への思いが強く、トライアウトを受けた。甲子園を沸かせたスターよ、プロの世界でもうひと勝負してほしい。

元日本ハムの柿木投手は大阪桐蔭高3年時に、甲子園春夏優勝に貢献したエースだ。特に夏は100回の記念大会。根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)とともに「無敵の大阪桐蔭」メンバーとして活躍した。2018年ドラフト会議で日本ハムから5位指名を受けて入団した。

甲子園Ⅴ投手がプロの世界でも優勝投手に。そんな期待を抱きながら注目していたが、1軍登板は2022年の4試合のみ。翌年から育成契約が続いていたが、今季オフに戦力外通告を受けた。

元ロッテの吉田投手は2015年夏の甲子園優勝投手。東海大相模高でエースの小笠原慎之介投手(中日)とともにチームを引っ張っていった。この年は「高校野球100年」にあたり、例年以上に注目を浴びていた。

早稲田実の清宮幸太郎選手(日本ハム)が1年時で、甲子園に大フィーバーを沸き起こした。そのメモリアルイヤーの「一番星」となったのが、東海大相模の吉田投手らだった。

2015年のドラフト会議でオリックスから5位指名を受けて入団。2020年には公式戦35試合に登板。そして日本シリーズでも5試合に登板した。

しかし翌年以降は目立った活躍を残せず、2023年オフに戦力外通告。ロッテと育成契約を結び、支配下登録を勝ち取ったが、今季オフに再び戦力外となった。

もう一度、輝きを放ちたい。柿木投手と吉田投手は14日に千葉のZOZOマリンスタジアムであったトライアウトに挑んだ。

柿木投手は元巨人の菊田拡和選手を126キロの変化球で空振りの三振に抑えた。そして元中日の三好大倫選手をレフトフライに打ち取った。「パーフェクト投球」だった。

吉田投手は元ヤクルトの西田明央選手をサードゴロに打ち取ったが、元ロッテの菅野剛士選手にはライトへ二塁打を打たれた。

トライアウトからNPBのチームへ復帰する可能性はそれほど高くない。しかし2軍戦に参加しているくふうハヤテ、オイシックスの球団のほか、独立リーグ、社会人野球のチームも含めると70%近い選手が復帰できているという。

甲子園の「一番星」だった柿木投手と吉田投手。プロの世界でも、輝きを放ってほしい。そのためのトライアウト。今後、直接の復帰ルートを歩むか、回り道するかは分からない。それでも、いつかプロの1軍マウンドに返り咲く日を、心待ちにしている。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集