桜の女王は「汚れなき白馬」か「熊本女子」か「イギリス女王」か。桜花賞の予想検討会。競馬の話。
それでは、皆さん、今年初となります競馬予想の検討会を始めたいと思います。参加者は昨年に続きまして、もぎりの英子さん、黒子の九郎さんのお二人です、お元気でしたか?
「え~、仕事が忙しいよ~。去年からの鬼滅の刃を見に来るお客さんは、まだまだ多いし~。さらにシン・エヴァンゲリオンも始まったから、チケット点検は大忙し~」
さすが、もぎりの英子さん。お忙しいところ、お越しいただき、ありがとうございます。黒子の九郎さんは、どうですか?
「いやあ、歌舞伎は演舞場で行うほかに、ZOOMでやったりしてますから。なかなか勝手が違ったりして、年寄りの私には慣れるのが大変ですよ」
九郎さんは、今年も苦労しているようですね。さあ、今年の一発目の予想検討会は、桜花賞。無敗の白馬「ソダシ」が出てきますね。
「白馬の乗った王子様が来てほしいなあ~。無敗の桜の女王ってのもありじゃない~?去年のデアリングタクトみたいに~」
「汚れなき桜の女王ですね。私も2枠のソダシを応援しています。やはり、黒子にとって、騎手が黒い帽子をかぶった2枠は、買わずにいられません」
英子さん、黒子さん共に理由は、まったく違いますが、やはりソダシ推しですね。
「あとは、やっぱりヨカヨカ~。なんか、すべてオッケーって感じでいいね~」
熊本生まれの馬とあって、北海道産の多いサラブレットに立ち向かうドラマも面白そうですね。
「黒子だけに黒にこだわりますが、エリザベスタウンにも注目です。先日、イギリスのエリザベス女王の夫であるフィリップ殿下が亡くなられました。悲しみに暮れるエリザベス女王に勝利を捧げるというのも、ドラマチックではないですか?」
なるほど、イギリスは近代競馬発祥の地ですしね。
「私は桜の歌を捧げます。♪さくら~、さくら~、やよいの空は~」
「九郎さん、古すぎるよ~」
「失礼しました」
今回の予想は
枠連
2―6(ソダシとヨカヨカ)
2-7(ソダシとエリザベスタウン)
〈登場人物〉
○「もぎりの英子」映画館で働きチケットの半券を切る仕事のため、「もぎりの英子」と呼ばれる。英語の英だが、英語は苦手。口癖は「あ~ん」。「アイ、ハブ、アン、アップル」を「ア~ン、アップル」と強調したのが、きっかけ。最近は、それを直そうとしたところ、語尾が長くなっている。ただ本人は気づいていない。
●「黒子の九郎」歌舞伎の世界で黒子の仕事をしている。全身黒ずくしのため、競馬も帽子が黒の2枠を中心に買う。私服も黒い服が多いウワサ。
※勝手な予想のため、あくまで読み物として受け流してください。
真似はしない方がよろしいかと。