ついに夢が叶ったね。つらい日々を乗り越えて、米国で頑張ってほしい。沢村投手がレッドソックスと契約
念願のメジャーへ。ロッテから海外のフリーエージェントの沢村拓一投手が、アメリカの名門球団ボストン・レッドソックスと契約した。
巨人でドラフト1位。すべてが順調だった。二けた勝利で新人王を獲得した。リーグ戦だけでなく、日本代表にも選ばれて、ワールド・ベースボール・クラシックなど日本代表としても戦った。
先発で実績を積み、守護神も経験した。2016年にはセーブ王に。
しかし、アクシデントが彼を襲う。右肩の違和感のために、はり治療を受けたが、これが原因で、機能障害に。2軍生活を送る憂き目となった。
一昨年に中継ぎなどで復活して、リーグ優勝に貢献したが、昨年は、不調で3軍にまで落とされた挙句、ロッテにトレードに出された。
ドラフト1位の選手への処遇としては、厳しいものに映った。しかし、シーズン途中に加わったロッテで大活躍。リリーフ投手としてクライマックスシリーズ進出に貢献した。
彼の夢はメジャーで投げることだった。これだけの「ジェットコースター人生」。夢をあきらめてしまってもおかしくない時期があっただろう。
それでも、自分を信じて、ついに海の向こうへの道を切り開いた。
移籍先のレッドソックスは2018年に世界一となったが、その後は低迷。昨年に至っては投手陣の崩壊で、アリーグ東地区の最下位に沈んだ。
こういうチーム状況だからこそ、苦境をはい上がってきた沢村投手の存在は大きいと思う。
レッドソックスは、松坂大輔、岡島秀樹両投手の活躍で2007年に世界一。2013年にも上原浩治投手が抑え投手として世界一に導いた。
日本人投手との相性は良いチームだ。シーズン序盤は中継ぎでの起用となるだろうけれど、上原投手の時のように、シーズンが進むにつれて守護神となっていくかもしれない。
つらい日々を乗り越えて、夢を叶えた沢村投手にエールを送りたい。本当に良かったね。
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