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「想定外」なことにも、精神的にタフであり続けよう。サッカーのアジアカップ。日本が準々決勝敗退。来月にはW杯予選再開。立て直しを急ごう

「想定外」のことが起きても、精神的にタフであり続けよう。サッカーのアジアカップを見ながら思った。日本代表選手についての週刊誌報道をめぐり、当該選手がチームを離脱することに。大会期間中に起こった異例の事態に、チームが動揺していたように思われる。3月にはワールドカップ(W杯)予選が再開される。タフであり続け、チームを立て直そう

カタールで行われている大会。遠い中東の地で戦っている選手たちに激震が走ったはずだ。チームの主力選手について、ある週刊誌が大々的に報じた。真偽について、現段階で確定していることはない。その中で、該当選手が離脱することになった。

「歴代最強」とも言われている日本代表チーム。該当選手の離脱は「想定外」だ。ケガが原因ならば、チームは、その選手の分も戦おうと結束できる。しかし週刊誌報道が原因となると、どう向き合えばいいのか分からなかったかもしれない。異例の事態だからだ。

該当選手の処遇について、対応は二転三転し、最終的に離脱ということとなった。選手たちは共に戦いたいと願っていただけに、離脱の最終決定は選手たちに大きな影響をもたらしたに違いない。

準々決勝は強豪イランと対戦。簡単に勝てる相手ではない。90分間、肉体的にも精神的にもタフでなければ勝利は呼び込めない。

前半28分にMF守田英正選手がパスを受けると、巧みに中央に切れ込んで先取点を奪った。
日本はここまでは良い展開に持ち込めた。

しかし後半は防戦一方に見えた。後半10分に縦パスをつながれて同点に追いつかれる。そして終了間際のアディショナルタイムに、守備陣の連係がかみ合わなかった隙をつかれ、相手にPKを与えてしまった。このPKを決められて、日本は敗れた。

戦術面や守備面で敗因はあるだろう。しかし、最も重要な点は、万全の状態で試合に臨めなかったことかもしれない。「想定外」の事態に、タフでなければならなかったのだ。

負けたことは仕方ない。前を向いていくしかない。3月にはW杯2次予選が再開される。アウェーで北朝鮮戦が行われる。13年ぶりに平壌で戦うことになる。

北朝鮮は自由に旅行ができる地ではない。その環境で戦うことになる。「想定外」のことも起こりえる。その中で、チームが結束し、最大限の力が発揮できるかが重要だ。

アジアカップで敗れても、前を向いて進み続けるしかない。チームの立て直しが急務になる。そのためにはタフでなければならない。

レイモンド・チャンドラーの小説「プレイバック」でも、「タフでなければ生きては行けない」という名セリフがある。日本代表にとって、教訓とするべき言葉だろう。

人生においても「想定外」のことは起こるのが当然だ。その時に、慌てずにタフであり続けること。そして前へ前へと進んでいこう。

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