一度たりともかなしいことになんか出会わずに
一度たりともかなしいことになんか出会わずに
傷ひとつなく 綺麗なままで人生を
渡り歩いていけたらいいのに
春の空気 沈丁花の香り
体中に満ちるよ
太陽の光は温かく
私たちを照らしてくれる
このまんま
鼻歌でも 歌いながら
どこまでもどこまでも歩いていきたい
それなのに
かなしさがあるから
よろこびがわかる
というのなら
今までぜんぶの
かなしいことは
でっかい箱に
みんな入れて
たまに
見返せたならいいじゃない
私は絶対 忘れないよ
今まで全部の
かなしいこと
あなた