スウェーデンの小道で

スウェーデンの
田舎の小道で
一人きり
歩いていた時

あまりにも
空が青く
透明で
太陽の光
眩しかった

あたりは
しんと静まり返り
私は
神様に見つめられて
動けなかった

しばらくすると
ふいに
飛行機雲が現れた
とてもくっきり
長い雲だ

ユーミンの
「ひこうき雲」を思い出し
亡くなった 級友のことを考えた

なんのために生まれたか
なんのために頑張ったのか
一ミリも 分からないことばっかりだ

あの子はいつも
朝一番に教室来てて
二番の私と挨拶をした
窓際に
座る姿を覚えてる

いつかまた 会えるよね
目の前で
あんなに生きてたあの子だもの
いなくなったわけがない
今はそう 思うから

いいなと思ったら応援しよう!