轍
皆と同じことに安心して
誰かと違うことに
何を恐れているの‥
誰かの通った道を
歩いていけば安心だけど
僕が普通だと思ってた普通は
普通じゃなかった
基準は周りが決める
真夜中でも
轍を進めば
皆と同じゴールに辿り着くの?
「あなたらしく生きればいいよ」
偉い人は言うけど
あなたの僕は僕じゃない
本当の僕はこうなんだと
叫んだところで
きっと僕は周りの景色に溶け込んで
誰も気にはしないだろう
まるでピンボケな写真のようだ
「はい!笑って」
カメラに向かう僕は何に笑っているんだろう
僕はそうやって自分を殺せる人になっていく
何かに支配されていく
轍から外れた僕はどこに進めば良いの‥
皆タイヤの太さは違うのに
誰かと違う道は孤独だ
人の数だけ道はある
僕のゴールはどこにあるんだ
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