フクイチと「もんじゅ」から考える、核施設のリスク低減策|【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中㊾
フクイチ(東京電力・福島第一原子力発電所)に関して、本年3月15日、東電が「日本海溝津波対策防潮堤(本体部)の設置工事が完了した」旨を公表しました(注1)
尚、本稿では、この防潮堤を「新防潮堤」と記載し、高さは福島第一での海抜で表記します(注2)。
フクイチには、発災後「4号建屋南東側に高さ12・4~14・5㍍・全長約360㍍の仮設防潮堤(2011年6月完成/注3)」「1~4号建屋東側に高さ12・4㍍・全長約600㍍の防潮堤(2020年9月完成/注4)」が設置されて