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【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中(フクイチ事故は継続中)

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春橋哲史 1976年7月、東京都出身。2005年と10年にSF小説を出版(文芸社)。12年から金曜官邸前行動に参加。13年以降は原子力規制委員会や経産省の会議、原発関連の訴訟等を…
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記事一覧

発足12年目―これからも傍聴し続ける原子力規制委員会|【春橋哲史】フクイチ核災害は…

 フクイチ(東京電力・福島第一原子力発電所)核災害で、核技術のリスクの大きさが明瞭になっ…

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僅か5件。フクイチ核災害は「どうでも良い事」なのか|【春橋哲史】フクイチ核災害は継…

 2011年3月11日のフクイチ(東京電力・福島第一原子力発電所)核災害の発生から約13年半…

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1年以上の長期停止が確実な増設焼却炉|【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中53

 今回は、フクイチ(東京電力・福島第一原子力発電所)に設置されている雑固体廃棄物焼却設備…

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フクイチで働く人の雇用・安全は、国が責任を持つべき|【春橋哲史】フクイチ核災害は…

 フクイチ(東京電力・福島第一原子力発電所)への放射線業務従事者の入域人数と発災以来の死…

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核燃料の再処理は即刻中止・撤退すべき|【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中51

 当連載で東海再処理施設(注1)を取り上げるのは4回目(注2)です。大きく2つに分けて書…

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東日本の「原発ゼロ」は13周年を迎えられるのか|【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中…

 冒頭、4月17日夜間に発生した豊後水道を震源とする地震で被災された皆様にお見舞い申し上げ…

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フクイチと「もんじゅ」から考える、核施設のリスク低減策|【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中㊾

 フクイチ(東京電力・福島第一原子力発電所)に関して、本年3月15日、東電が「日本海溝津波対策防潮堤(本体部)の設置工事が完了した」旨を公表しました(注1)  尚、本稿では、この防潮堤を「新防潮堤」と記載し、高さは福島第一での海抜で表記します(注2)。  フクイチには、発災後「4号建屋南東側に高さ12・4~14・5㍍・全長約360㍍の仮設防潮堤(2011年6月完成/注3)」「1~4号建屋東側に高さ12・4㍍・全長約600㍍の防潮堤(2020年9月完成/注4)」が設置されて

政府・東電の説明は「壮大な言い訳」ではないのか|【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中…

 フクイチ(東京電力・福島第一原子力発電所)核災害の発生から、約13年が経過しようとしてい…

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東海再処理施設でのガラス固化完了は2030年代後半?|【春橋哲史】フクイチ核災害…

 冒頭、令和6年能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、亡くなられた方々の…

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脱水したスラリーの固化処理開始は2030年代|【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中…

 フクイチ(東京電力・福島第一原子力発電所)で運転されているALPS(多核種除去設備)か…

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働く現場を見ていない東京電力|【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中㊺

 今年10月25日、東京電力・福島第一原子力発電所(「フクイチ」と略)では増設ALPS(注1…

月刊 政経東北
10か月前
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放出を阻止できなかった「敗因」の検証を|【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中㊹

 東京電力・福島第一原子力発電所(「フクイチ」と略)での「ALPS処理水」(注1)の海洋…

月刊 政経東北
11か月前
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放出開始。「年間22兆Bq上限」は維持されるのか|【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中…

 東京電力・福島第一原子力発電所(「フクイチ」と略)では、8月24日から、「ALPS処理水…

廃棄物関係の情報の幾つか・その後|【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中㊷

 今回は、当連載でお伝えした事のフォローアップとして、東京電力・福島第一原子力発電所(「フクイチ」と略)に関する放射性廃棄物の情報を複数取り上げます。  1、減容処理設備の竣工は、早くても2024年1月  減容処理設備は、連載36回・40回で取り上げました(注1・2)。  建屋内の一部で、設計通りに気圧を負圧(外側よりも気圧が低い状態)に保てないことが確認され、竣工時期が未定になっていました。  東電が6月29日に公表したところによると、原因が特定されたので、設計を見