月刊 政経東北

月刊『政経東北』|多様化時代の福島を読み解く|地元メディアが報じない出来事を追跡|旬の人、政治家、業界人をインタビュー|株式会社東邦出版(福島県福島市)が発行|1972(昭和47)年7月1日に第一号を発行|HP:https://www.seikeitohoku.com/

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月刊『政経東北』|多様化時代の福島を読み解く|地元メディアが報じない出来事を追跡|旬の人、政治家、業界人をインタビュー|株式会社東邦出版(福島県福島市)が発行|1972(昭和47)年7月1日に第一号を発行|HP:https://www.seikeitohoku.com/

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    月刊『政経東北』 定期購読

    月刊『政経東北』の定期購読 定期縛りはありません。いつでも定期便を解除できます。 ※販売サイクルが1か月で、発売日が毎月5日前後のため、毎月、月刊「政経東北」をいち早くお読みになりたい方は5日付近にご契約いただければ幸いです(決済が完了してからの発送となります)。 毎月1日発行の月刊『政経東北』を発売日に発送する定期便です。 是非ご利用ください。 ご契約いただいた月号からお届けしています。 2023年1月号 1月5日発売 2023年2月号 2月4日発売 2023年3月号 3月4日発売 2023年4月号 4月5日発売 2023年5月号 5月2日発売 2023年6月号 6月3日発売 2023年7月号 7月5日発売 2023年8月号 8月5日発売 2023年9月号 9月5日発売 2023年10月号 10月5日発売 2023年11月号 11月4日発売 2023年12月号 12月5日発売
    700円
    月刊『政経東北』
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    月刊「政経東北」11月号(2024年)

    2024年11月2日(土)発売! ▽地方百貨店受難時代「うすい」の生きる道 大改装と催事で客層に変化の兆し ▽郡山駅前・東邦銀行跡地に風俗店建設 短期間で銀行→不動産業者→風俗店に転売 ▽木幡・福島市長の暴君化を恐れる職員 「出しゃばり体質」に市民も閉口 ▽【福島市】ヨーカドー跡にイオン進出のウワサ 注目集める地権者ヒューリックの動向 ▽先行き不透明な【猪苗代町】【箕輪スキー場】 最終的には遠藤昭二ISグループ代表頼み!? ▽後継者問題にあえぐ喜多方ラーメン 相次ぐ人気店閉店で官民が一致団結 ▽国道4号国見拡幅工事に地元住民が疑義 道路東側歩道と横断歩道の設置を要望 ▽国見町長選後に直面する2つの「外圧」 公文書開示訴訟判決が決まり手 ▽ふくしまの事件簿(裁かれる警官たち) #12 田村交通事故で警官が捜査書類偽造 停職処分でも無罪の主張続ける真意 #13 恐喝されても懲りない常習痴漢警官 盗撮ハンターに2度大金払った過去 ▽衆院選「選挙漫遊」リポート 4小選挙区全11候補を直撃取材 ▽東北大会優勝 地元開催で躍動した聖光ナイン 明治神宮大会、来春センバツでの活躍にも期待 ▽カスハラが横行する高齢者施設 経営側に求められる正当な苦情との見極め ▽稼げる農業として確立した「昭和かすみ草」 立川幸一JA部会長に聞く ▽破産した元県議のネギ生産会社 画餅に終わった耕作放棄地解消策 ▽やっぱり甘くなかった大熊町イチゴ栽培事業 6期連続赤字でも議会は追及に及び腰 ▽浪江津島原発訴訟「現場検証」の意義 原状回復を求める原告団 ▽ALPS処理汚染水差し止め訴訟リポート 「ALPS処理汚染水」関係者は漁業者だけではない ▽破綻している除染土壌の再生利用計画 ▽福島市で原子力市民委員会 【巻頭言】 選挙のあり方 【グラビア】 大塩かかしロードへようこそ 【今月のわだい】 衆院選「候補者調整」に翻弄された上杉謙太郎氏 郡山「二つの結核騒動」に見る情報発信の難しさ 桑折町が義援金190万円未配分 M&Aで事業承継の三立土建新社長に聞く 【特別インタビュー】 唐橋薫・いわき建設事務所長 滝田康雄・郡山商工会議所会頭 【企画特集】 水環境と暮らしを守る下水道事業 伊達市が取り組む住み良いまちづくり 県民の暮らしを守る建設業界 【町村長に聞く】 首藤剛太郎・石川町長 杉岡誠・飯舘村長 【首長訪問】 坂本浩之・三春町長 小林功・柳津町長 大堀武・新地町長 加藤幸一・中島村長 【この人に聞く】 佐藤日出一・福島県ビルメンテナンス協会長 【ビジネスインタビュー】 菊地武・会津商工信用組合理事長 【わたしの意見】 渡部勇夫(只見町) 【連載】 横田一の政界ウオッチ 情報ファインダー ふくしま歴史再発見(岡田峰幸) 東邦見聞録 フクイチ核災害は継続中(春橋哲史) 廃炉の流儀(尾松亮) 耳寄り健康講座(ときわ会グループ) 選挙古今東西(畠山理仁) 高橋ユキのこちら傍聴席 スポーツ東北からの声(生島淳) 1枚を見つめて(柗井綾乃) 熟年離婚 男の言い分(橋本比呂) 【編集後記】
    700円
    月刊『政経東北』

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  • 【政経東北】巻頭言

    月刊『政経東北』|多様化時代の福島を読み解く|地元メディアが報じない出来事を追跡|旬の人、政治家、業界人をインタビュー|株式会社東邦出版(福島県福島市)が発行|1972(昭和47)年7月1日に第一号を発行|

  • 【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中(フクイチ事故は継続中)

    春橋哲史 1976年7月、東京都出身。2005年と10年にSF小説を出版(文芸社)。12年から金曜官邸前行動に参加。13年以降は原子力規制委員会や経産省の会議、原発関連の訴訟等を傍聴。福島第一原発を含む「核施設のリスク」を一市民として追い続けている。 月刊『政経東北』|株式会社東邦出版(福島県福島市)が発行|東北圏と中央を結ぶユニークな政治経済情報誌|1972(昭和47)年7月1日に第一号を発行|

  • 【尾松亮】廃炉の流儀

    おまつ・りょう 1978年生まれ。東大大学院人文社会系研究科修士課程修了。文科省長期留学生派遣制度でモスクワ大大学院留学。その後は通信社、シンクタンクでロシア・CIS地域、北東アジアのエネルギー問題を中心に経済調査・政策提言に従事。震災後は子ども被災者支援法の政府WGに参加。現在、「廃炉制度研究会」主催。 月刊『政経東北』|株式会社東邦出版(福島県福島市)が発行|東北圏と中央を結ぶユニークな政治経済情報誌|1972(昭和47)年7月1日に第一号を発行|

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    月刊『政経東北』 定期購読

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    月刊「政経東北」11月号(2024年)

    2024年11月2日(土)発売! ▽地方百貨店受難時代「うすい」の生きる道 大改装と催事で客層に変化の兆し ▽郡山駅前・東邦銀行跡地に風俗店建設 短期間で銀行→不動産業者→風俗店に転売 ▽木幡・福島市長の暴君化を恐れる職員 「出しゃばり体質」に市民も閉口 ▽【福島市】ヨーカドー跡にイオン進出のウワサ 注目集める地権者ヒューリックの動向 ▽先行き不透明な【猪苗代町】【箕輪スキー場】 最終的には遠藤昭二ISグループ代表頼み!? ▽後継者問題にあえぐ喜多方ラーメン 相次ぐ人気店閉店で官民が一致団結 ▽国道4号国見拡幅工事に地元住民が疑義 道路東側歩道と横断歩道の設置を要望 ▽国見町長選後に直面する2つの「外圧」 公文書開示訴訟判決が決まり手 ▽ふくしまの事件簿(裁かれる警官たち) #12 田村交通事故で警官が捜査書類偽造 停職処分でも無罪の主張続ける真意 #13 恐喝されても懲りない常習痴漢警官 盗撮ハンターに2度大金払った過去 ▽衆院選「選挙漫遊」リポート 4小選挙区全11候補を直撃取材 ▽東北大会優勝 地元開催で躍動した聖光ナイン 明治神宮大会、来春センバツでの活躍にも期待 ▽カスハラが横行する高齢者施設 経営側に求められる正当な苦情との見極め ▽稼げる農業として確立した「昭和かすみ草」 立川幸一JA部会長に聞く ▽破産した元県議のネギ生産会社 画餅に終わった耕作放棄地解消策 ▽やっぱり甘くなかった大熊町イチゴ栽培事業 6期連続赤字でも議会は追及に及び腰 ▽浪江津島原発訴訟「現場検証」の意義 原状回復を求める原告団 ▽ALPS処理汚染水差し止め訴訟リポート 「ALPS処理汚染水」関係者は漁業者だけではない ▽破綻している除染土壌の再生利用計画 ▽福島市で原子力市民委員会 【巻頭言】 選挙のあり方 【グラビア】 大塩かかしロードへようこそ 【今月のわだい】 衆院選「候補者調整」に翻弄された上杉謙太郎氏 郡山「二つの結核騒動」に見る情報発信の難しさ 桑折町が義援金190万円未配分 M&Aで事業承継の三立土建新社長に聞く 【特別インタビュー】 唐橋薫・いわき建設事務所長 滝田康雄・郡山商工会議所会頭 【企画特集】 水環境と暮らしを守る下水道事業 伊達市が取り組む住み良いまちづくり 県民の暮らしを守る建設業界 【町村長に聞く】 首藤剛太郎・石川町長 杉岡誠・飯舘村長 【首長訪問】 坂本浩之・三春町長 小林功・柳津町長 大堀武・新地町長 加藤幸一・中島村長 【この人に聞く】 佐藤日出一・福島県ビルメンテナンス協会長 【ビジネスインタビュー】 菊地武・会津商工信用組合理事長 【わたしの意見】 渡部勇夫(只見町) 【連載】 横田一の政界ウオッチ 情報ファインダー ふくしま歴史再発見(岡田峰幸) 東邦見聞録 フクイチ核災害は継続中(春橋哲史) 廃炉の流儀(尾松亮) 耳寄り健康講座(ときわ会グループ) 選挙古今東西(畠山理仁) 高橋ユキのこちら傍聴席 スポーツ東北からの声(生島淳) 1枚を見つめて(柗井綾乃) 熟年離婚 男の言い分(橋本比呂) 【編集後記】
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    月刊「政経東北」10月号(2024年)

    2024年10月5日(土)発売! ▽会津ザベリオ学園で教員が不可解な退職 「部活遠征中に飲酒運転」と保護者会で説明 ▽西会津町「ハラスメント副議長」の評判 議員が職員を威圧する構造的要因 ▽法廷で「勉強不足」を繰り返した塩田前石川町長 関連が噂される福島空港周辺の〝談合部屋〞 ▽M&Aで事業承継した三立土建 浅沼秀俊会長に決断の背景を聞く ▽相馬・松川浦旅館「険しい再生への道のり」 福島県沖地震から2年半 ▽コンベンション都市・郡山の課題 話題集めたロックバンドの駅前改善案 ▽同業他社にのみ込まれたホテル大亀 重荷になったレストラン運営 ▽【衆院新4区】見えてきた「戦いの構図」 吉野正芳氏が進退表明を渋るワケ ▽ふくしまの事件簿(裁かれる公僕たち) #10 未成年女性に常習痴漢の警官に余罪 郡山駅前交番内で「児童ポルノ所持」 #11 大熊町職員が楢葉町運営住宅を放火 職場で直面した移住者の生きづらさ ▽いわき市議選「選挙漫遊」リポート 全候補者47人をいわき民報と合同取材 ▽県内交通事故多発地点を追跡 ワーストは須賀川市大黒町交差点 ▽会津若松広域組合市町村別「ごみ減量」達成度 目標まで残り6%から33%まで差が出る ▽国見町長選の争点と化す公文書開示訴訟 告示日に3回目の裁判 ▽議会でも話題になった鏡石町水道料金問題 木賊町長は「丁寧な説明が必要」と答弁 ▽ふくしまの夢中人・平子聡さん(只見町フレンチシェフ) 只見町の限界集落に移住したフレンチシェフ 【巻頭言】 首長とハラスメント 【グラビア】 松川浦旅館の生きる道 【今月のわだい】 注目されるJAふくしま未来の「次期専務」 情報公開条例の改善に後ろ向きな伊達市 宴会・会議場に生まれ変わった鹿島ガーデン 破産した丸峰庵が公的機関通じて事業譲渡 窃盗団に狙われる太陽光発電所の銅線 浅川町産牛肉から基準値超セシウム検出の背景 【インフォメーション】 矢祭町 本宮市商工会 【特別インタビュー】 松原陽一・郡山国道事務所長 三浦爾・福島県保健福祉部長 【市長インタビュー】 大寺正晃・須賀川市長 室井照平・会津若松市長 高松義行・本宮市長 【企画特集】 防災・減災対策に注力するいわき市 会津地方3建設事務所長に聞く 環境保全、公衆衛生向上に努める福島県浄化槽協会 【首長訪問】 澤村和明・平田村長 岡部光徳・古殿町長 【ビジネスインタビュー】 横山貴一・ラジオ福島社長 【この人に聞く】 細谷實・福島県私立幼稚園・認定こども園連合会理事長 佐藤俊彦・福島県産業資源循環協会長 【新連載】 1枚を見つめて(柗井綾乃) 【連載】 横田一の政界ウオッチ 情報ファインダー スポーツ東北からの声(生島淳) 耳寄り健康講座(ときわ会グループ) ふくしま歴史再発見(岡田峰幸) 熟年離婚 男の言い分(橋本比呂) 東邦見聞録 フクイチ核災害は継続中(春橋哲史) 廃炉の流儀(尾松亮) 高橋ユキのこちら傍聴席 選挙古今東西(畠山理仁) 【編集後記】
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【政経東北】選挙のあり方|巻頭言2024.11

 この稿を書いているのは衆院選の最中で、読者の目に触れるころには結果が出ているが、執筆時点では分かっていない。ただ、自民党の派閥裏金問題に伴う逆風で、公示前の256議席から減らすのは確実視され、それをどこまで食い止められるかの戦いになっているというのが大方の見方。  本誌では、今衆院選の全候補者に動画インタビューを行い、ホームページ、SNSにアップした。こうした企画は昨年11月の県議選、今年9月のいわき市議選に続いて3回目。本誌で連載している畠山理仁さんが推奨する「選挙漫遊

    • 発足12年目―これからも傍聴し続ける原子力規制委員会|【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中55

       フクイチ(東京電力・福島第一原子力発電所)核災害で、核技術のリスクの大きさが明瞭になって13年以上が経過しました。この国が、核技術を発電に用いる政策を未だに続けているのは嘆かわしい事です。  とは言え、原子力発電の利活用の体制は、フクイチ核災害前と同じではありません。「縦割り行政の弊害」「一つの組織が推進と規制を担うことの問題」等を解消する新たな原子力規制行政機関として、2012年9月19日に原子力規制委員会(以下「規制委」)が発足しています。原子力規制委員会設置法(注1

      • 【尾松亮】「前進」強調のためのデブリ取り出し着手|廃炉の流儀 連載54

         9月10日、東京電力福島第一原発で事故により溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の「試験的な取り出しが始まった」と報じられた。  同日の記者会見で林芳正官房長官は「今回の着手で工程表の第3期に移行した」と強調している。政府と東電の「廃炉に向けた」ロードマップでは、作業の期間を3段階に分けており、燃料デブリ取り出しの開始からロードマップ終了までを最後の「第3期」と位置づける。この「試験的取り出しの着手」によって、第3期に「進んだ(移行した)」というのが政府の評価だ。  しかしこ

        • 【常磐病院】「第二の心臓」ふくらはぎ|耳寄り健康講座31

           暑さも和らぎ、季節はもう秋ですね。「スポーツの秋」と言われるように、秋は運動を始めるには気候的にちょうど良いかもしれません。今回のテーマは、運動する上で重要な役割を果たしている「ふくらはぎ」についてご紹介していきます。  【第二の心臓と言われるふくらはぎ】  皆さん、ふくらはぎが第二の心臓と呼ばれていることをご存知でしょうか? 心臓は強力なポンプの役割を果たし、血液を人体の隅々に運んでいます。その量は、何と1分間で約5㍑とも言われています。  一方で、物を上に押し上げ

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        【政経東北】選挙のあり方|巻頭言2024.11

        マガジン

        • 【政経東北】巻頭言
          59本
        • 【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中(フクイチ事故は継続中)
          54本
        • 【尾松亮】廃炉の流儀
          53本
        • 耳寄り健康講座
          29本
        • 横田一の政界ウォッチ
          33本
        • 【歴史】【岡田峰幸】のふくしま歴史再発見
          62本

        記事

          【横田一】兵庫県知事問題で危機的状況の維新|政界ウォッチ34

           9月19日に不信任決議案が全会一致で可決された斎藤元彦・兵庫県知事問題が日本維新の会を直撃、迫り来る解散・総選挙を前に危機的状況に陥っている。昨年春の統一地方選後に立憲民主党を抜いた支持率は5%前後で野党第2位に転落。地盤とする関西圏(京都府、大阪府、兵庫県、奈良県)でも「6月の22%から7月に13%に急落し、9月は12%だった」(9月20日付の日本経済新聞)と激減したのだ。  選挙でも連敗が続いている。7月の大阪府河内長野市の府議補選で敗北、8月の大阪府箕面市長選でも維

          【横田一】兵庫県知事問題で危機的状況の維新|政界ウォッチ34

          足利満直と満貞|岡田峰幸のふくしま歴史再発見 連載130

           郡山市の東部から三春、田村市、小野にかけての旧田村郡は、かつて〝田村庄〟と呼ばれていた。田村庄の所有者は紀州の熊野神社(和歌山県)で、熊野神社は守山城(郡山市田村町)の武士・田村氏を庄司(管理人)に任命して土地を治めていた。  室町時代の応永元年(1394)冬、田村庄司であった田村則義は、関東を統轄した鎌倉公方・足利氏満と対立。鎌倉派だった白河の結城満朝を攻撃し〝田村庄司の乱〟になる。兵力に劣りながらも当初は善戦した田村勢だったが、鎌倉公方が大軍を率いて奥州に出陣してくる

          足利満直と満貞|岡田峰幸のふくしま歴史再発見 連載130

          【高橋ユキ】のこちら傍聴席21|警察の隙を突き留置場から脱走

           福島県を含む4県広域強盗に関与したとして強盗容疑などで逮捕されていた男が8月3日、栃木県の宇都宮中央署の留置場から逃走を図り、加重逃走未遂の疑いで逮捕された。  男はベトナム国籍で群馬県藤岡市の無職、ホアン・フー・ホア容疑者(25・逮捕当時)。同日午後6時半から7時24分ごろ、留置されていた部屋の天井一部を損壊し、天井裏から逃走しようとしたという。巡回中の警察官が天井の穴から逃げようとしていた容疑者を発見した。  強盗事件は今年4月から5月にかけて栃木、群馬、長野、福島

          【高橋ユキ】のこちら傍聴席21|警察の隙を突き留置場から脱走

          【熟年離婚】〈男の言い分74〉

          人生のための「家」が、「家」のための人生になって、それで幸せなのかな。  W氏、63歳。元・会社員。2歳下の妻と、この6月に離婚。  家を出て一人住まいになって、3カ月余り経ったというのに、まだ、前の家の、白い色がチラチラします。妻の長年の憧れで造った家で、外壁の白は別として、内側も、何もかも白なんです。壁、窓枠、レースのカーテン、テーブル、戸棚、クローゼットに台所、ポットや小物―極め付きは床まで。朝出て夜帰る、という暮らしなら何とか耐えても、定年退職して日がな一日、家に居

          【熟年離婚】〈男の言い分74〉

          【柗井綾乃】【1枚を見つめて】私とカメラの旅物語①

          インド・ラダック地方 「天空の湖」を求めて(撮影・文 柗井綾乃)  「1枚の写真を見つめていると、その時の周りの状況も、脳裏に浮かんでくるものです」。祖父がくれた言葉です。祖父は北海道小樽市で写真店を営んでいました。その影響か、私もカメラが相棒に。撮影のため世界中を旅するようになったのです。  旅路の中で感動した景色のひとつが、インドのラダック地方にある湖・パンゴンツォです。標高5300㍍の峠を越えて辿り着く湖。酸素が薄く息をするのも苦しかったのですが、覚えているのはその

          【柗井綾乃】【1枚を見つめて】私とカメラの旅物語①

          日本を元気にした「富岡のチカラ」|【生島淳】【スポーツ】東北からの声5

           パリ・オリンピックを振り返ると、「富岡町のチカラ」が日本を元気にしたことを実感する。今回、バドミントン競技では男女合わせて12人の日本代表選手のうち、5人が富岡一中、富岡高校卒業生だった。なかでも混合ダブルスでは、「わたがしペア」こと渡辺勇大、東野有紗のペアの戦いぶりは手に汗握るもので、準決勝では中国ペアに屈したが、3位決定戦では韓国ペアをストレートで下し、2大会連続で銅メダルを獲得した。  わたがしペアはオリンピック直後のジャパンオープンを最後にペアを解消、渡辺は今後も

          日本を元気にした「富岡のチカラ」|【生島淳】【スポーツ】東北からの声5

          【畠山理仁】茨城7区の「世襲」に注目|選挙古今東西55

           野党第一党である立憲民主党の代表選挙が9月23日に終わった。野田佳彦氏、枝野幸男氏、泉健太氏、吉田はるみ氏の4人で展開された選挙戦は、決選投票で野田氏が新代表に選出される結果となった。  今回の代表選は3年前とは違い、自由民主党総裁選挙とほぼ同時期に行われた。そのことが功を奏して報道量も増え、世間の注目が集まった。野党の国会勢力は与党に遠く及ばないが、ようやく選挙ムードが高まってきたと言えるだろう。  立憲民主党の新代表に就任した野田氏は今回の代表選を「政権交代前夜」と

          【畠山理仁】茨城7区の「世襲」に注目|選挙古今東西55

          僅か5件。フクイチ核災害は「どうでも良い事」なのか|【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中54

           2011年3月11日のフクイチ(東京電力・福島第一原子力発電所)核災害の発生から約13年半が経過しました。  発災年に生誕したお子さんが中学生になる期間が経過しても、フクイチ核災害の全容解明は未だ途上です。  1~3号機の溶融燃料(デブリ)の総重量・約880㌧という数字も解析値で(注1)、実測ではありません。  フクイチ事故に関する調査は、政府・国会・民間・東電の4者が報告書を提出していますが(注2)、政府・民間の調査は終了しており、報告書を受領した国会は、調査を再開

          僅か5件。フクイチ核災害は「どうでも良い事」なのか|【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中54

          【尾松亮】燃料デブリは放射性廃棄物ではない?(下)|廃炉の流儀 連載53

           福島第一原発事故で原子炉内外に広がった溶融燃料(いわゆる「燃料デブリ」)。これは「放射性廃棄物」なのか? 「東電が廃棄しないなら放射性廃棄物ではない」というのが政府の見解であることが分かった。  前号で紹介したとおり、「原子炉から燃料デブリが取り出せない等の理由により事業者が燃料デブリを処分する計画を示さない場合、『処分』する計画のない原子炉内に残った燃料デブリは法的に『放射性廃棄物ではない』、という理解になるか」という質問主意書に対して「福島第一原発の燃料デブリは、東京

          【尾松亮】燃料デブリは放射性廃棄物ではない?(下)|廃炉の流儀 連載53

          【常磐病院】塩分摂取量が多い福島県民|耳寄り健康講座30

           まだまだ暑い日が続いていますね。少し外を歩いただけで汗びっしょりになってしまいます。汗をかくと、水分と同時に、「塩分」をはじめとした身体に必要な栄養分も失われてしまいます。今回は塩分に焦点を当てて、お話ししていきたいと思います。  【塩分の役割】  われわれが塩分を最も意識するのは食事のときだと思います。味気ない食事よりも、少し塩気のあるもののほうがおいしく感じたりしますよね。ただ、塩分がもたらす身体の効果は、味覚への刺激だけではありません。塩分は、体内の水分バランスを

          【常磐病院】塩分摂取量が多い福島県民|耳寄り健康講座30

          【横田一】自民総裁選の焦点はアベ政治からの転換|政界ウォッチ33

           岸田首相が総裁選への不出馬を表明した8月14日以降、自民党総裁選が一気に本格化したが、19日にいち早く出馬表明をしたのは小林鷹之・前経済安保担当大臣(49)。若手議員を中心とする国会議員(安倍派は11人)も会見場に駆けつけ、すでに推薦人20人を確保していることをアピール。そして「自民党は、生まれ変わる。」と記した垂れ幕をバックに小林氏は、「すべての党員、国民に新たな自民党に生まれ変わることを約束する」と切り出した。  「刷新感」「若さ」を前面に押し出すイメージ戦略だが、決

          【横田一】自民総裁選の焦点はアベ政治からの転換|政界ウォッチ33

          田村庄司の乱|岡田峰幸のふくしま歴史再発見 連載129

           郡山市の東部から三春、田村市、小野にかけての旧田村郡は、かつて〝田村庄〟と呼ばれていた。田村庄の所有者は紀州の熊野神社(和歌山県)で、熊野神社は守山城(郡山市田村町)の武士・田村氏を庄司(管理人)に任命して土地を治めていた。  南北朝の争乱(1336~1392)では熊野神社が南朝と縁が深かったことから、守山の田村庄司は一貫して南朝を支持。争乱が北朝の勝利に終わり足利氏の天下となっても、田村庄司は依然として足利氏に心服しかねていた。そのため足利氏が関東地方に設置した自治組織

          田村庄司の乱|岡田峰幸のふくしま歴史再発見 連載129