「バンド」とは「スタートアップ企業」だ【メジャーデビュー歌手・セイカ】
はじめまして。音楽バンド「Neontetra(ネオンテトラ)」ボーカル・作詞・作曲・DTM編曲担当のセイカです。2020年12月2日に、徳間ジャパンコミュニケーションズよりメジャーデビューいたしました。「音楽で地方創生」を掲げ、元号「令和」ゆかりの地・福岡県太宰府市イメージソング「時の旅人 ~令和ゆかりの地・太宰府のうた~」をリリース。同郷の広瀬香美さんや市民40名、また、太宰府天満宮、坂本八幡宮など太宰府市の名所11か所にもご協力いただき、ミュージックビデオを制作。シングルはオリコンデイリーで23位、週間ランキングで第38位、ビルボードランキングで37位を獲得しました。
メジャーデビューまで苦節7年。どんな失敗をしてきたのか?何を準備してきたか?
そんな私が、このクリエイターブログを始めようと思ったのは、「バンド結成からメジャーデビューまで」の丸7年間の道のりを、ボーカリスト目線ではなく、クリエイター目線で発信していきたいと思ったからです。まったく目が出ず、みんなと同じことしかできなかった日々に、何度も音楽をやめたいと思いました。しかしながら、そんな私たちが、なぜ2020年にメジャーデビューできたのか。そのために、どんな失敗をし続けてきたのか。何を考え、どう動いてきたのか。どんなツールをつかって準備をしてきたのか。
「バンド結成」は「起業」だ。
「バンド」は、「スタートアップ企業」だ。
この7年間、「Neontetra」というバンドの一員として、気が付いたことがあります。それは、バンドとは、スタートアップ企業のようなものであるということです。つまり、「バンド結成」は「起業」です。このバンドというスタートアップ企業は、ちゃんと「利益」をだし成長していかないと、「倒産」、つまりは「解散」となります。今まで7年間、多くのバンド仲間が解散してしまいましたが、だいたい理由のNo.1は「お金が続かないから」「バイト代がすべてバンド運営に消えてしまい、何のために音楽をやっているかわらなくなったから」ということでした。つまり、音楽でちゃんと食べていける、といういことが、バンド運営には大事なことなのです。当然の話ではありますが、バンドマンの場合、「音楽以外の仕事」で生活費を補うことが多いため、「倒産=解散」になるケースが多いのだと分析しています。
「良い音楽、良い商品、良いサービス」だけでは売れない時代
良い音楽を提供するだけでは売れない時代。それは、音楽だけに限ったことではなく、良い商品、良いサービスでも同じこと。どれだけそのコンテンツが良くても、知ってもらわないと、多くの人に聞いてもらうことも使ってもらうこともできない。起業家は、自社の商品をよりよくすることだけではなく、知ってもらうことにも力を入れたり、サービスの使いやすさ、ブランディングなど、様々な工夫をしていきます。
バンドも同様で、純粋に音楽だけを作ってLiveで歌っている、というバンドは少ないのではないかと思います。みな、TwitterやInstagram、YouTubeなどのSNSを使い告知をし、動画を作り、時には配信をし、アピールしています。それは、自分の音楽を知ってもらうために。
社会人経験をバンド運営に生かす
私は早稲田大学卒業後、もともと会社員として働いていました。しかしながら、とあるアーティストの舞台袖でサポートをしていた際に、「私も、ステージにあがる側になりたい」と想いがこみあげ、音楽の道へ。奇跡的に同タイミングで、現バンド「Neontetra」のメンバーから、再結成の話をもらい、Neontetraとして活動を2013年にスタート。しかし、「音楽を作ってLiveをやる」だけでは、一行にNeontetraの音楽は広がっていきませんでした。そこで、2018年頃から、これまでの社会人経験をバンド運営に生かすことにしました。音楽の企画書制作、自分たちの強みの整理、知ってもらうための最適な活動は・・・・など、常にアイデアを練り、活動を続けてきました。
その結果、2020年12月2日に、多くの方のお力によりメジャーデビューすることができました。
成功も失敗も綴っていきます
Neontetraがメジャーデビューできたことは、多くの人の助けと、運によるところが大きいところもあります。ただ、その可能性を、少しでも高める工夫は、しっかりとやってきたつもりです。
このクリエイターブログでは、成功談だけじゃなく、失敗談も書いていこうと思います。また、何を準備すべきか、企画書ってどうかけばいいか?なども、できるだけわかりやすく書いていきたいと思います。
ボーカリストは1つの顔。HPクリエイターも、作詞作曲家も、DTM編曲家も、デザイナーも、プランナーも、すべてを兼ねている
私は、「Neontetraのボーカリスト」というのが当然ながら一番の顔です。そのために、ボイストレーニングをしたり、身体を鍛えたり、パフォーマンスを磨いたりという時間は惜しみません。
ただ、先にも書いた通り、「バンド」とは「スタートアップ企業」。一人が1つのことをやっていればいいというような、潤沢な人員はいないのです。企業でも、スタートアップ企業は総務と人事を兼ねる人がいるように、今の時代、音楽家も、様々なポジションを兼務しなければならないと私は考えています。
私が今担当しているのは、ささっと書くと、以下になります。
●作詞
●作曲
●編曲(DTM女子)
●HPディレクター(HTMLやCSS)
●デザイナー(販促物一式/WEBバナーデザインなど)
●PR(ブログ・HP・各SNSなど)
●プランナー(今後のバンド活動・運営方針)
●営業(企画書制作・提案書制作・アポイント)
わざわざ書き出すとこんな感じになりますが、おそらく、多くのバンドマンをはじめ、当然ながらスタートアップ企業の社員は、これくらい兼ねているものだと思っています。
だからこそ。
1つ1つのスキルはもちろんのこと、効率よく1つ1つをやっていかないと本当に自分が時間をかけたい部分に時間をかけられなくなり、ストレスになっていきます。私は何度もパンクしそうになりながら、ここまでやってきましたが、各分野100点を目指すと死亡するので、「最低限これは」というラインを見つけることが大事だと思いました。
芸術家、専門家、アーティスト、音楽家、個人事業主の方へ、何かヒントになれば
このブログが、個人で何か物やサービスを作っている方たちのヒントになればとの思いで、書いていきます。成功だけじゃなくて失敗も。
どこまで更新できるか分かりませんが、2020年は、このクリエイターnoteをしっかり更新していくことを目標にしたいと思います。よかったら「お気に入り」登録して下さると嬉しいです。
Neontetra(ネオンテトラ)
Vo.セイカとBa.ヒデユキからなる、音楽バンド。90年代テイストのキャッチーなメロディーと、令和時代のトレンドアレンジを融合させた、懐かしくも新しい音楽が幅広い世代に支持されている。
2020年12月2日に徳間ジャパンコミュニケーションズより、「時の旅人 ~令和ゆかりの地・太宰府のうた~」でメジャーデビュー。セイカの故郷・福岡県太宰府を盛り上げるべく制作した楽曲コンセプトに、同郷の広瀬香美さんが賛同し、太宰府の名所11か所で撮影されたMUSICVIDEOにゲスト出演した。オリコンチャート・デイリー第23位、週間38位、ビルボードランキング第37位を獲得した。
「音楽で地方創生」を掲げ、太宰府市のコロナウイルス対策動画を制作するなど、地域貢献活動を積極的に行っている。
■Neontetra HP
http://neontetra.jpn.com/
■セイカ Twitter
https://twitter.com/seika_letter
■セイカ IInstagram
https://www.instagram.com/seika_neontetra/
CD「時の旅人 ~令和ゆかりの地・太宰府のうた~」ご購入応援、どうぞよろしくお願い致します
▼amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/B08JRJ9PZJ/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_37X7FbVRTXQFG
▼音楽サイトでストリーミング配信中
https://tjc.lnk.to/ot11YEjy