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歩けども凪、せせらぎと見えない月。
額の汗を拭い、日没して尚澱む熱気の行末を案じます。
皆が寝静まった頃、ふらりと繰り出す散歩道。風のない夜は何処か不気味な気配を纏いながら、小川の音に時の流れを重ねます。
鳥の見る世界がヒトより色彩豊かだと知ったとき、飛翔する彼らに抱いたのは憧憬でした。見えないものを視て、遥か遠く彼方を生きる姿。
帰巣した私は、夢想の再現を試みます。
掌の上の、小さな模造品。
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小鳥を折ろうとして始めたはずが、なぜかFFな鳥が仕上がりました。可愛いから良し。
拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、貴方の想像が無限の翼を広げて高く遠く飛び立ちますように。
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