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無闇にコオロギを食べるとヤバい話

 私はコオロギを食べません。
 今後も食べることはないでしょう。

 病原性微生物や毒性への懸念は、根拠のある基準をクリアした「食用」ならば払拭可能かもしれません。しかし、そう上手くいくものかという疑問もあります。コオロギは共喰い文化の超雑食ですから。

 私がコオロギを食べない理由は三つあります。

 まず、プリン体が桁違いに多いこと。
 ちょっと調べると戦闘力の高さに驚くはずです。尿酸値が上がりがちな家系ですから、コオロギを食べるくらいならビールを飲みます。コオロギよりも酒に合うつまみはいくらでもあるでしょう。

 次に、キチン質が豊富であること。
 組成が甲殻類っぽいということです。エビとかカニとか。私は小児期に甲殻類アレルギーがありましたから、成人後には概ね大丈夫になったとはいえ、交差反応が起きる危険があります。

 最後に、地域によっては生薬としての報告もあることから(これは西日本地域にみられた古い記録で、現代の漢方の生薬には分類されませんが)、特に大量摂取や長期摂取によって未知の有害な薬理作用が発現するかもしれないという懸念です。
 飢饉の時代にさえ、コオロギを食用とした記録はありません。私の知る限り、これを常用食とする文化も存在しません。何か理由があるのでしょう。

 

 医食同源。

 新しい試みは結構ですが、安全性については大いに研究する必要があると思います。 

 過ぎたるは猶及ばざるが如し。

 国の行く末を憂いながら、ビールを飲みました。


 拙文に最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。願わくは、これからもビールが美味しく飲めますように。


#週末プロジェクト
#コオロギ #とは #虫です
#今夜はビールにあう夕飯にしました
#牛すじ煮込み #根菜の旨煮 #カリカリベーコンが主役のサラダ #なめこと豆腐の赤だし

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渡邊惺仁
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