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#散文

太陽と月の詩 《詩》

太陽と月の詩 《詩》

「月と太陽の詩」

裸で生まれてきた月が
真夏の朝を想う時

星空の淵に明日の君を想う僕が居る

まだ残ってる 

心の何処かに純粋な欠片

だって此の気持ち 君を求めてる

小さな瓶に

太陽の光を閉じ込め透かして見た

其処には髪を切って微笑む
君の顔が見えた

魔法なんかじゃ無いよ

ドーナツをふたりで食べよう

僕が端っこを食べるから

君に1番美味しい真ん中をあげるよ

そう言った僕に 

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マーメイド 《詩》

マーメイド 《詩》

「マーメイド」

絶望的観測から生まれたこの身

寂れた街を夜な夜な彷徨う

酒臭い男達の濁った日

下から上まで絡みつく視線

腰に回された手に身を委ね

私は私をまた穢して罪を塗りつぶす

愛なんか知らない人を信じない

一夜限りのイミテーション

安いアルコール口移し

酔った振りして悦ばせ

ホントは私の中身は空っぽ

だから今夜は泡と消える

Kazu

「マーメイド」

狂いそうな程の

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rob 奪い取れ 《詩》

rob 奪い取れ 《詩》

「rob」

今日も目をギラつかせ
奴から何を盗もうか企み立てて
成金上がりのBMWにスプレー吹きかけ

底辺堕ちたらそれまでか
ずっと下見てたら
浮かんできたぜ
ニヒルな笑みが
あんたのその才能
ただ羨ましかった
ただ手に入れたかった

月に手を伸ばすななんて俺には通用しない
そんな戯言
腰抜けだけに吐きな
あんたの背中に
いつか必ず指先だけでも触れてみせる

そこからが本物の俺
贋物なんかじゃ

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Jenga 《詩》

Jenga 《詩》

「Jenga」

最下層の奴等から血肉を吸い上げ
美味いとこだけ味わう奴等

汚え手を使い
貰えないはずのブツを手にして高笑い

それで喰らう飯は高級フレンチ並の味

いつでも揺れる明日への不安
地盤沈下は進んでいる

揺れる大地震の
恐怖にも気づきゃしねぇ

無能な奴等も
揺れた不安定さの上に胡座

いつか自分が真っ逆さま

下に落ちた時にはおせえんだよ
今に気付くぜ

その無能と無知な
裸の王

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