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Goodbye for now

こんばんは。そして、ただいま。

無事に修行期間を終えて戻ってきました。9月頭から12月下旬まで、私はあらゆる電子機器と自由を奪われ、外部のひととの接触を完璧に断たれていたので、こうして文章を打ち込んでいること自体がなんとも不思議に思えます。

閉鎖された空間で、あらゆることを我慢して、たったひとつのことに向き合った日々でした。

そのことについてはまた来年になってから書きます、おそらく。たぶん長くなると思う。しかし今はすごく疲れていて、それだけの文章を書き上げる体力と気力がないのです。

ただ、すんごく苦しかったけれども無事におうちに戻ってきたよ、ということをご報告します。私のいない間に私の文章を読んでくださっていた方、ありがとうございます。

私が留守にしていた間に起こった出来事として最も大きいものは、実家の老犬が毒蛇に噛まれて死にかけたということ。

お医者さまに安楽死を勧められるほどの絶望的な状況だったそうです。けれど彼女は驚異的な生命力で少しずつ回復し、私が戻るのを家でじっと待ってくれていました。

家族とも連絡を取り合えなかった私はそんなことは何も知らず、すべてが終わってからその話を聞かされました。そして家に戻ってから、ふたまわりくらい小さくなってしまった、愛しい愛しい犬をたくさん撫でてやりました。生きていてくれて本当によかった。

そして、もうひとつご報告があります。

春から県の高校の国語の先生になることが決まりました。夏休みに受けた教員採用試験に合格したそうです。これも私がお山へ行ってから合格発表があったので、私はほんの数日前までそのことを知りませんでした(それもそれですごいよね)。しかし、本当にありがたいことです。

私の家族は変わりなく元気です。親しい友達もみんな生きています。3ヶ月以上連絡を取り合えなかったというのに、恋人も文句ひとつ言わず私を待ち続けてくれていました。本当に私のことが好きみたい。

この数ヶ月、本当に濃密な経験をしました。一生に一度の経験、いや、一生涯経験しないひとの方が多いような経験をさせていただきました。

そのことに感謝しているし、そこで新たに出会ったみんなとの関係性にも感謝している。何度も書くけれど、私は本当に行く先々で出会うひとびとに恵まれているのです。

今年のはじめはまだ大学生で、卒論も出してなくて、だいすきな大学のみんなとわいわいしていたのだなあ。でも今はその時期を脱して、新たな場所で新たな仲間と出会い、そこでまた人間関係を構築したのだ。そう考えたら、とっても濃い年だった。どんなに時が経っても絶対に忘れないであろう1年。

みなさんの1年はどうでしたか?

変わっていくことも変わらないままのこともあるとは思うけど、心身ともにすこやかな日々を送り、もうすぐそこまで迫っている新しい1年を無事に迎えられますよう、祈っています。

また文章を書きにきます。取り急ぎ、ご報告だけさせていただきました。

おやすみなさい。

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