NVCとお金!part2 お金に対する苦手意識と、どう向きあったらいいの?(動画あり)
前回のpart1に引き続き、
みんな大好き\(^o^)/!……
なはずの、お金… の話です。
お金に対するフクザツな思いを、NVC的に語るとどうなる?
facebookでたまたま見つけた動画がとても興味深く、
個人的に、とても深く響くところがありました。
お金に対する苦手意識を克服するのに役立ちそうなので、
ご本人の承諾を得て、かいつまんで紹介します〜。
(なぜか動画のみの貼り付けができないので、こちらのリンクをクリックしてくださいね。↓)
お話されているのは、Marianne Van Dijkさん。
オランダを中心に、NVCのworkshopやセッション、仲裁などを行っているほか、Cup of Empathyというfacebook pageとyoutubeチャンネルを運営されています(Cup of Empathyの公式サイトはこちらです↓)。
動画内では、以下のように項目立てて、お金に対する苦手意識を語っています。
このうち、特に私の心に「ぐっ」と突き刺さった、
5つの信念を、詳しく見てみます!
念のため…、あくまでこれは動画を見た上での私の理解です。直訳ではなく、意訳(超訳!?)です。その点ご了承くださいね。
#1 高くて買えない。
「これ、高くて買えないな…」と思う時に感じるのは、悲しさ、失望、くじけた感じ…?
実際、ここで起きていることは『選択』なのです。
これを買うお金で家賃を払おう。/この車を買うかわりに中古車を買おう。/これを買わずにスポーツクラブで運動しよう。/借金したくないのでこれは買わない。…等々
「欲しいものを選択している」ーーーこのように見方を変えると、周囲の環境でなく、自分の側に力があることを感じられるようになっていくでしょう。
また、「高い!」と感じる時、起きていることそのものを観察すると、
予想や予算を越えている、ということもあります。
このテーマを深堀りすると、お金だけでなく、あらゆるものに対して不足の信念を持っていることに気づくことがあるかもしれません。「充分でない」「足りない」という気持ちを見ていくことが大切です。
#4 お金を稼ぐためには一生懸命働かなくてはならない。
勤労の美徳という信念が私たちの社会に深く根付いていますが、それだけではなく、個人認識の問題と深く関わっています。
「ありのままの自分に価値はありますか?」と自問してみてください。
なにもしなくても/病気でも/与えるものがなにもがなくても価値がありますか?
ここで大切なのは、「人そのものの価値」と「誰かに与えるもので得られるものの価値」をわけて考えるという視点です。
#5 私には価値がないのでお金を受け取るに値しない。
#4からの続きになります。
自己愛と、大きな関わりがあります。
自分を愛することができるようになってくると、一生懸命働かなければならない、という信念から解放されていきます。
事業をされている方で思うほど稼げてないとき、お金に対する信念やお金の使い方について見直してみることなく、よい商品をさらに改良して商品の価値をあげようとしているのをみると、残念に思います。
#7 お金は悪である。
お金は、現代の「階級社会」において「支配」「搾取」のために使われる「暴力的」なもの、といった考え方があります。
お金との関係も、人との関係と同じく、つながりです。
お金を悪として敵視するとき、そこにあるのはどんな関係でしょうか? もし人を敵視したら、どんな関係になるでしょうか?
そこに感じられるのは「悲しみ」です。
そこでおすすめしたいのは、世界で起きてている、たくさんのひどいことを嘆くことです。
それを観察し、自分にとって大切な価値は何なのか、どんな大切な価値が満たされていないのか(どのニーズが満たされていないのか?)をみてみます。例えば、誠実さ、愛、安全な環境、平等…
そして、その大切な価値を満たしていけるようなお金の使い方をしてください。
お金は、大切な価値を満たすための手段なのですから。
#8 お金では幸せにならない。
お金があれば幸せになれるわけではありません。
お金がなくても幸せになれるわけではありません。
なにかがあるから/ないから、幸せになることはないのです。
「お金では幸せにならない」と言うとき、その下に隠れている感情を感じてみましょう。
思うほどお金がなくて、辛いと思っているのかもしれません。
「お金では幸せにならない」と言い続ける限り、もっとお金がほしいという痛みに触れずにいることができるのです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
いかがでしたか?
日本語ではNVCの文脈でお金について語っているものに(少なくともネット上では…検索下手なだけ?)なかなか出会えないので、ないならば自分で訳して紹介しようと思った次第です。
part1でも言ってますが、
ぶっちゃけ、私自身がお金に対する苦手意識が半端ないので…
自分のために作りました(笑!
それを、わざわざ(!)noteにアップしたいと思うのは、
必要な人がいると思うから。
お金に苦手意識があるひとに、届け〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
まだまだ、お金の話は続きます。