見出し画像

読書する人だけがたどり着ける場所【レビュー】

こんにちは!雄一郎です。

今年も、始まって二週間経ちました。

去年の僕は読書の良さに目覚めたので、
2025年は本を100冊読む!ということを一つの目標に据えました。

せっかく本を読むんだから、読んで良かったことを整理して、
アウトプットして残しておきたくなりました。

ということで、
このnote上で読んだ本のレビュー記事を書いていきたいと思います。

ジャンルは小説、自己啓発、それ以外も含めジャンルごちゃ混ぜで、読んだ本を紹介していこうと思います。

ではさそっく、参りたいと思います。

今日紹介するのは、こちら!

齋藤孝 - 『読書する人だけがたどり着ける場所』です!

この本は、一言で言うと「読書家の著者による読書の深みへの誘い」だと思います。


⚪︎人を惹きつける「深い人」には、教養がある

筆者はこの本で、魅力的な人には「深み」があると言うことを主張しています。そして、その「深み」は読書によって、作られていくと言うことを強く強調しています。

「深み」とは、物事の本質を捉える力、複雑な世界を認識する力、教養・知識・人格の深さのある人のことを総合的に評価した言葉のようです。

読書で深められる多角的な能力について、章を分けて書いており構成がわかりやすいのが読書の手引き書として良いなと思いました。

読書で深められる能力として、書かれているのは以下の通りです。

・認識力
・思考力
・知識
・人格
・生き方

また、難しい本にあえて挑戦してみることの良さについても書かれています。

このような総合的な能力を読書によって高め、深みを持たせると人生がより豊かになっていくという読者の僕らを導くような章立てになっています。

僕が気付けないような読書の良さを、著者の視点から優しくわかりやすく押してくれているのも一つ良いポイントかなと思います。文章がわかりやすいです。

そうして読書を続けた先に自分も深みのある豊かな人生を送れるんじゃないか、読書やってみたいぞと想像させてくれます。これは一重に著者の読書、知識、教養に対する愛情によって、生み出されている文章なんじゃないかと思います。

⚪︎深くなるための読書術・本紹介

本書では読書によって、総合的な「深み」にたどり着けると言う話をする上で実際にどのように読書をすればいいのかを具体的に書いてくれています。

また、文章中や章の最後に著者おすすめの本がまとまっているのも、より深い読書体験への誘いになっていて良いなと思いました。

読書術として挙げられているもので、いいなと思ったものを少しピックアップしてみたいと思います。

①メモ読み

面白いと思った1文、自分の体験と重なる部分、ハッとされた部分など感情の動いた部分をメモとして残しておく読み方です。

これをすることで、読了後にメモ読み返してさらに思考を深めることができます。実際僕もこの本を読んでから、気になる文章をメモするようにしています。

メモをして目見える形でアウトプットしておくことで、それを見返した時に自分が気になっていることや気持ちにより意識的になり新たな自分を発見することにつながると思います。

②本のキャッチコピーを作る

これはある本を読んだときに、「その本の魅力を紹介するための1文を考えながら読んでみよう」と言う読み方です。

短い文章で魅力を伝えるには、その本の本質を理解していないとできないと思います。だから、キャッチコピーを考えながら、本を読むとより深く本の世界に入っていけるのではないかと思いました。

僕も本のレビュー記事を投稿するときは、キャッチコピーを必ず一文書くことにしようと思います。この投稿の冒頭にも、キャッチコピーを入れてみたのでぜひ見つけてみてください

③マイ名言を作る

先ほどのメモ書きと似ていますが、こちらはグッときた文章を「マイ名言」として残しておこうという読み方です。

そのマイ名言を人生の苦境に立たされた時に見返すことで、
自分の力に変えていけるとのことでした。
特に印象的な部分を書き起こして、すぐに見れる状態にすると言うことでしょうか。僕も自分の「マイ名言」作りたいです

そんな自分だけの名言集を作れば、読書をするたびに自分の人生が熱くなっていく気がしますね。



レビュー

最後に全体的な感想を書いて、締めたいと思います。

この本は読書を始めたばかりの僕に、
たくさんのおすすめ本を紹介してくれました。

個人的にこれから読みたい本をまとめた読書リストを作っているのですが、そこに載っていないない本ばかりでした。

自分の読書傾向が偏っているのがわかると同時に、
自分が知らない本を知れてよかったなと思いました。

そしてまた、読書を習慣にしようとしている人は
ぜひこの本読んでほしいなぁと思いました。

僕も今年本を100冊読むという、ありきたりな目標を掲げています。
しかし、ただ読むだけでは、読んだ本が自分の血肉になっていかない気がします。

本を読むことを習慣にしたいのは、読書を通して今よりも人生がいい方向に向かって欲しいからだと思います。

そして、その読書の効果を上げて深く豊かな人生を作り上げるために、読書家の読書の向き合い方を知れることで読書の質がかなり高まるんじゃないでしょうか。

僕は読書を通して満足感を得て、そこからさらに面白いものを自分で作りたいという欲望があります。また、より自立して生きていきたいと言う欲望もあります。

だから読書をしています。

読書を通して自分の人生を深める。
この本を読んで、一緒に深くて豊かな世界を探しにいきましょー

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集