ハンコの未来を考える──ハンコ文化はなくなるのか?それとブログ開設予告
おはようございます。
#意識低い系社長 です。
ニュース記事でこんなのを見つけました。
はんこ議連なんてものが存在していたことに驚きですが、そもそもはんことはどうして生まれたんでしょう。
1.はんこの歴史
はんこの歴史はとても古く、中国の秦・漢にまで遡ります。秦の始皇帝は、皇帝が持つもののみを「璽」(じ)、臣下の持つものは「印」(いん)と呼ぶよう定義し、更に後の漢時代になると丞相や大将軍の持つものは「章」(しょう)と呼ばれるようになりました。これら印と章を総称するものとして「印章」(いんしょう)という単語が生まれた、とされています。
(wikipedia「印章」より一部抜粋)
日本にはじめてハンコの存在とされているのが、1784年に九州で出土した、かの有名な「漢委奴国王」(かんのなのわこくおう)の金印です。
以後、701年の大化の改新以降、律令制度の元、法や令状や告示などにハンコが用いられるようになり、江戸時代には身分証明、財産権としてのハンコの使われ方をしていたようです。現代に残る「印鑑証明」は江戸時代から続いていたんですねぇ…。
2.はんこをなくせるのか?
2020年のコロナショックで、テレワーク導入が急務となった企業や国は、ハンコ文化に疑問を呈し始め、政府の公式見解としてはじめて「ハンコは不要」との公式声明を出しました。
ですが、官公庁では未だハンコ必須な書類は多く、制度の導入が急がれています。そもそもハンコについても、シャチハタ、銀行印、本印など多岐に渡り、わたしのような経営者ですと、会社の社判、角印、法人登記本印など、もう本人ですら何が何やら分かりません。
ですが、実際「雇用調整助成金」の申請にも「国民一律給付金」の申請にも、融資や不動産取引や登記にも印鑑は必要でした。果たしてなくすことはできるのでしょうか?
3.わたしの見解
個人がチェックのためや、社内報の確認などのハンコは不要としていくべきです。企業も積極的にハンコ不要の社風に切り替えていくべきだと、わたしは思っています。
ですが、大きな金額の取引、契約、不動産取引や融資など、印鑑証明との照合や本人確認が必要な場合は、偽造や詐欺といった悪用される恐れのある可能性があるため、ダブルチェック、トリプルチェックとしての印鑑証明は必要なのかな、とも思っています。
ただ、面倒なことに変わりはないので、今後マイナンバー照合や第三者による電子証明化されるのであれば、それもまた時代の流れなのかな、と思っています。
4.町のハンコ屋さん
ハンコが正式に廃止の流れとなったら、廃業せざるを得ないでしょうし、今までのやり方では商売化は無理でしょう。ですが、わたしはここにこそ、商機があるのでは?と思っています。
「ポケモンスタンプラリー」や「名所旧跡での記念スタンプ」など、日本ではハンコ文化が世界で例を見ない独特の進化を遂げています。
つまり「オンリーワン」なハンコ作りにシフトすれば、ハンコ文化は残り続けるのではないか、と考えています。図面を無料で配布、その枠内にユーザーが自由にデザインしたものを受け取り、彫る、ひとつひとつの手作業にはなりますが、確実にターゲット層が存在すると思います。
5.最後に
わたし、実はハンコが好きです。
弊社の本印なのですが、実は左上が少し欠けています。恐らく、先代からずっとこうなのでしょう。そう、何十年と受け継がれたハンコには愛着や、歴史がつまっているのです。
面倒な書類の押印はなくすべきですが、ハンコ文化は残っていて欲しい、そんなノスタルジックな感情とパトス(哀愁)を感じています。
6.ブログ開設予告
ただの告知です。媒体は未定ですが、ブログの開設をしようと思っています。テーマは「会社経営」です。経理~新人教育まで、経営に関するあらゆるテーマを記事化していくつもりです。
もちろんNoteも続けます。Noteでは雑記や時事ネタメインでやっていこうと思っています。今後とも引き続き宜しくお願いいたします。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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