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菜箸の魔法 #日記

2024/9/16

怒涛の4連勤が終わった。飲食業でバイトをしていると、こういった連休は決まって普段の仕事の何倍もキツくなる。思えば夏休みに入ってずっとバイトに振り回されている気がする。バイトのために帰省を切り上げ、バイトのために旅行を切り上げ、大学生にとって珍しいことではないのかもしれないけれど。

これが社会人になれば毎週最低5連勤になると思うと、大学生の自分にはそれだけでものすごい過酷に思えてしまう。今のうちに体力をつけておかなければナ。

でもプライベートがおろそかになってしまっているわけではないのが、去年の夏休みと違う点。隙間時間でコーヒーの勉強や抽出を行ったり、こうやってnoteで文章を書くという練習をしてみたり。あとは、最近料理系のエッセイを読んで感化されたため自炊もするようになった。

バイトが忙しくなると外食ばかりになってしまいがちだが、そこをどうにか踏みとどまってキッチンにたてる人間になりたい。野菜やお肉を買ってきて調味料で味付けしたり焼いたり、単純だけど菜箸をにぎっている瞬間は俗世間から離脱したような不思議な解放感を得られるような気がする。

消費期限ぎりぎりになると、鶏むね肉300gが200円以下で買えたりする。それを一口サイズに切り分けた後、調理酒、みりん、醤油を適量加えて揉み込んだら、フライパンにオリーブオイルとニンニクをたっぷり入れてじっくり焼いていく。ニンニクしょうがのチューブを揉み込んでもおいしかった。

表面がカラメル色に焼けてきたら、カロリーなんて気にせず油マシマシで白米と一緒に掻き込む。これが最強にウマい。定食屋で食べようものならこの物価高じゃ700円はするだろうラインナップだ。それがせいぜい300円程度でこんなに満足感を得られるのだから、自炊こそ金のない大学生の大きな味方だなとつくづく思う。

こんな一人暮らしのチュートリアルみたいな話を一人暮らし2年目の今更書いている時点で、僕の生活力がばれてしまいそうだけど、なんだか自炊とコーヒーでいい気分になってしまっているので悠々自適に書かせてください。


明日からはまた大学の講義が始まる。オンラインだから一日中家に缶詰めだけど、自炊とコーヒーで少しでも退屈な一日に鮮やかさを取り入れたいと目論んでいる。

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