あたりまえの日常がつらいものだったと知った日

息子が高熱を出した。

夜、鼻詰まりと高熱で眠りが浅いらしく
•何かしゃべる
•手を動かす
•いきなり起き上がる
•とにかく動く
•水を欲しがる

など色々続いた。
家族が寝ている中、みんなを起こさないように、
とにかく息子の看病をした。

気が張ってなかなか眠れない私。
少し眠りに入れると思うと、起き上がってくる。

3日続いた。
カラダも心も休まらなかった。
「うわぁ。ヘトヘトだ〜私」
そう思った。

でも、気が張っていて日中も眠れない。
「きっついなぁ‥」

キツイって感じれたな。と思った。

数日たって、やっと息子がぐっすり寝た。
私もぐっすり眠れた。

数日だと、「異常事態」とても大変だって、
自分がわかる。

けれども、息子が産まれてからの4年間は、
これが日常茶飯事だった。

とにかく眠りが浅くて、すぐ起き上がってしまう。4歳になった息子でさえ、夜中に目が覚めると突然起き上がり横で寝てるはずの私に気づかずにフラフラと別の部屋に私を探しに行った。

そりゃ‥不眠症にもなるよ。
気持ちが不安だし、疲れもとれないよ。
もう大分がんばりすぎだよ。

今の私なら、過去の私にそう言える。

でも、少しずつ少しずつ、物事が悪い方に変化した場合、本人は日常なのだから、なかなか気づかない。

もっと、心の中だけでも解放して
「つらいよーー耐えられないよーー」って
いってよかった。

満員電車も、毎日乗ってるとそれが日常になってしまうけど、今電車に乗らない私からみると、
「大変なこと」だ。

よくあんなに人に潰されながら、
電車に揺られて会社に行ってたなぁ。
辛かったなぁ‥って。

過去の自分にとっては、当たり前だったし、
がんばってるつもりはなかったりしたけど。

せめて、自分だけでも褒めてあげたい。

あのつらかった日々。
耐えるしかなかった日々。

よく乗り越えたね。
がんばったね。と。

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