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名古屋の古本屋がステキすぎる。

1週間ぶりというか1週間過ぎての更新です。
仕事がたまって・・・というよりは、読書やゲーム、家族談話に時間をかけていました。

その間に得た知識や情報をまた発信していきます!

さて、金沢の古本屋に行ったことを記事にしましたが、今度は名古屋に行ってきました!

もともとは名古屋で開催された古本まつりが目当て。

だけど、残念ながら私の趣味と合わず・・・
戦前戦後の本や小説が多めで、美術館図録や文庫、歴史関係が好きな私とは方向が違っていて断念しました。

でも、ここまで来て帰るのももったいない、、、ということで近くを検索して、2件見つけました!

Googleマップで「古本屋」と検索すれば、出てきます。
その古本屋の場所は鶴舞駅の近く。
JR名古屋駅の2個前(後?)の駅ですね。

その2つの古本屋が最高すぎたので紹介します。


数学科学系の古典多し!天井ギリギリまで積まれている圧巻な古本屋、山星書店

まず驚いたのは天井まで本が積まれていること!
落ちないようにベルトで止められていましたが、首が痛くなるぐらいの高さでした。

その次に驚いたのは、数学や科学生物の古典が多いこと。

これ珍しいんです。
数学科学生物の古本ってどういうものなのか私もあまり把握できていないのですが、ユークリッドとかガリレオ、ワトソンクリックあたりの著作でした。

それが壁一面にある!これだけの量は初めて見ました。

元理系とはいえ、読むだけの知識体力がなかったので今回は断念しましたが、次回チャレンジしてみようと思います。

さて、本命の歴史や美術系の本は・・・これまた素晴らしすぎる。
なにがどうすばらしいのか説明が難しいですが、まず保存状態が良くて、箱入りで、全集がそろっている。

大事に保管されているなと何様かという感じですが、伝わってきました。

これは何か買いたいなーと思って、予算を確認するために財布を除いたところ。
とんでもないことに気づきました。

現金がない。小銭も100円しかない。
なんてこった。

慌ててレジに行って、カードが使えるか店員さんに聞くと、「ごめんなさい、使えません」とな。

この宝の山を素通りせよと・・・私が100%悪いけれど、諦めきれません。

そこでもう1件の古本屋に行きました。


文庫が豊富!言語辞典、500円均一コーナーありの大学堂書店

山星書店の3軒隣にあるのが大学堂書店です。

近くに古本屋が並んでいるのはいいですね。

こちらも素晴らしいところで、山星書店と違うのは文庫本の量!
大学堂書店の方が多いです。
講談社学術文庫、岩波文庫、ちくま学芸文庫・・・

大学堂書店にも数学科学系の古典はありましたし、美術館図録も豊富でした。

そして山星書店よりも少し高めの印象でしたが、比較的最近発売された本もあります。
より古い本が欲しかったら山星書店の方が良いかも。

少し割高と書きましたけれど、500円均一コーナーもあってお得に手に入る本も多いです。
500円以下はあまりなかったと思います。

ここまでチェックして忘れてはならないのはカードが使えるかどうか!

結論から言うと、こちらでもカードは使えませんでした。
だけどPayPayやメルカリペイが使えると。
山星書店はショックで確認し切れてなかったのですが、PayPayなら使えるかもしれません。

メルカリペイの方がたまっているので、金額を確認すると予算は3000円。
さあ次の難題はここから合計3000円以内の本を選ぶこと!

難題過ぎて1時間ほど迷いに迷いました。
店員さんに狭い店内でいつまでうろうろしてるんだろうと思われていたでしょう。

その結果選んだ本がこちら!

・松宮貴之『書と思想 歴史上の人物から見る日中書法文化』東方書店 2019年
・倉本一宏『一条天皇(人物叢書)』吉川弘文館 2003年
・中野幡能『宇佐宮』吉川弘文館 昭和60年
・田島照之編訳『エックハルト説教集』岩波書店 1990年

これで3500円!
ちょっとオーバーしましたが、大満足です。
500円均一コーナーで買ったのは『宇佐宮』です。

人物叢書は他の人物もあって、迷いましたが今回は一条天皇にしました。
なぜ一条天皇にしたのかは、別の記事で書く予定です。

歴史系はやっぱり吉川弘文館がよき…


名古屋いけるよ、近いよという本好きの方はぜひ行ってみてください。

古本屋に行くときは現金をお忘れ無く!!
もしくはPayPayなどのチャージをお忘れ無く!!


【2022/12/26追記】
本日「今日の注目記事」のお知らせが届きました!
「今日の注目記事」に選ばれたのは初めてなので、二度見してしまいました。

感激です…と思うとともに、この文章で紹介されてしまっていいのか?!書き直さなくていいのか?!との思いも。

結局選んでくださったままの文章で、何も編集はしていません。
変にいじっても、最初の良さが消えてしまっては本末転倒なので。


ですが、スキが積み重なっていって大変ありがたく思うとともに、一種の罪悪感が湧き上がってきました。

これが私自身に関する話ならまだいいけれど、古本屋を紹介している記事です。

なので、ここはもっとしっかり情報を発信しなくてはと思いました。

そこで、本記事の古本屋の追加情報を書きます!

①山星書店

時々臨時休業があるようですので、遠方から来られる方はTwitterでの確認をオススメします。

あとは「山星書店」の画像を検索するとわかるように、狭い通路の中に本がびっしり積み重ねられています。

ですので、リュックで行かれる方は前後注意を。

本店は鶴舞ですが、支店が地下鉄桜山駅にあるとのこと。

行ったことがないので、実際にどんな感じなのかは分かりませんが、桜山駅のほうが近い方はそちらもいいかもしれません。


②大学堂書店

こちらもTwitterはあるのですが、HPのほうが情報が充実しているように思えましたので、HPを紹介します。

大学堂書店と検索すると、東京の本郷(東大近く)と広島(広島大学近く)もヒットしました。

たまたま名前が同じで支店とかではなさそうですが、大学生に寄り添った古本屋というのも趣がありますね。

鶴舞だとどこの大学にあたるのか…?と思って調べたら、名古屋工業大学と日本福祉大学。

それで理系の古典が多かったのか!と納得。


どちらの古本屋も仕入れに力を入れていました。
山星書店は買取の為に臨時休業されたときもありましたし、大学堂書店もHPで店主が仕入れが命と書かれていました。

だからこそ、私のような素人でも惹きつけられるというか、「呼ぶ力」があるんだろうなと思います。

私の叢書もどきも、どこから手に入れたのかどういう経緯で購入したのかが多岐にわたるようになっていくとより豊かになるような気がします。


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