【文フリ準備】Q.「にゅうこう」って、どうしてつらいの？ A.それはね……
恐怖の４作同時入稿、完了す
先日も書きましたけど。
終わりました。
ようやく終わりました。
文学フリマ京都９ 販売予定の４作品、とうとう入稿しました。
多分文フリ京都９参加勢としては、大分早い方なのではないでしょうか？
それもこれも「今フリ」こと「今、文フリ出たいと思ってるあなたへ」のせいです。
普通の人が校正や入稿が終わった後、あるいは文フリ開催後に振り返りとして書く内容を、リアルタイムで執筆したうえ、文フリ１カ月半前に入稿し、当該文フリで販売する……
馬鹿でしょ。
やったことの検証できないしね？
ただの日記だしね？
お陰様で後半やばかったよ？
性質上、他の作品の校正中に同時進行で執筆するし、横書き変則レイアウトだからCanvaに直書きだし。
入稿三日前まで記事書いてたよ。
入稿、何よりもしんどい
まぁ「今フリ」がなかったとて、入稿と言うものはしんどい。
特に今回４作同時入稿、だったから、もうしっちゃかめっちゃかでした。
多分、入稿前日・当日・翌日の三日間が、それ以外の全期間よりしんどかったと思います。
精神的負荷が大きいのですよ。
何せ、紙媒体は印刷してしまったらもう取り返しが付きませんし。
何故そこまでしんどいのか
作ったデータを、印刷所に送信あるいはアップロードするだけじゃん？ 何がそんなにしんどいの？ って思われるでしょうか。かくいう私も、そう思っていました。ポチっとボタン押すだけじゃん、と。
しかし、そのポチっとの前後にいくつもの難関があるのです。
1.入稿直前はデータが乱立する
これは私がデータ管理下手くそっていう話かもしれませんが、入稿直前は、「最終版」「最終版２」「再修正版」みたいにデータが増殖していきます。何でなん。いや、前のバージョンに上書きするの怖くて。
こういうことをしていると、いざ印刷所のサーバーにアップロードするとき
「再修正版２＿Kがほんとの入稿データってことで、いいね？！」
という状態になるわけです。
ダミー多すぎ。
2.入稿するのは本文データだけじゃない
入稿直前期、本文の校正をしまくっているおかげで、本文データさえ無事入稿できればOK みたいな気分になってしまいますが、そんなことはない。
表紙データも入稿しなきゃいけませんし、さらに文庫本スタイルの場合、カバーデータの入稿もまっています。
はい、この時点で１冊につきデータ３種類です。しかも、1.で書いた通りデータ増殖状態です。
大大大★混★乱 ですよ。
3.同じ印刷所で複数作入稿＝ファイル名激似
これは印刷所によると思いますが、
「ファイル名は注文番号８ケタ+hyoshi.psd」としてください、と、ファイル名を指定される場合があります。あるいは、注文番号名のZIPファイルにしてアップロードしてください、とか。
これ、全部同じ部数だったり、同じ仕様だったらいいんですが、文庫本サイズ20部とＡ５サイズ15部を同時に発注する場合、データ取り違えたら大事故ですよね。
いや、印刷所さんが気づいてくれるだろ～、と思うかもしれませんが、印刷所によっては
「再入稿は１回まで」
というところも。
つまり、再入稿時にデータ取り違えやらかしたら、大大大★終★了ですよ。
そしてそんなプレッシャーがかかるほど間違えがちなやつっていますよね～まぁ私なんですけど。
今回は間違ってない、と思う……
4.シンプルに内容が間違っている
例えば、カバーの塗り足しが足りてない、とか、絵柄が仕上がり線をはみ出している、とか。
本文データなら、扉に使った画像の解像度が、ＰＤＦ化した時に落ちちゃったとか。
そんなケアレスミスに、入稿後自分で気づいたり、印刷所さんからのご指摘で気づいたり……
慌てて印刷所に連絡して修正し、そして3の「再入稿の時データを取り違えたら終わり」プレッシャーに曝されるという。怖い怖い……。
1～4、全部やった。
こんなに細かく書いてある時点でお分かりかと思いますが、上記全て、獲れたてピチピチ産地直送の教訓です。あ、いや、2~3で書いたような「データ取り違えて入稿」はしなかったけど、紛らわしいデータ管理でアップロードがめちゃくちゃ大変だったのは本当。全ミスと全プレッシャーを網羅しました。
送料ケチって無理やり４作品＋自分用マウスパッドまで入稿したら、とんでもないことになりました。なおマウスパッドもデータ2種類。
データの合計は
①針を置いたらあの海へ 本文 / 表紙 / カバー ……3種
②町中華屋のマイコー 本文 / 表紙 / カバー ……3種
③モリスと四人の男たち 本文 / 表紙 ……2種
④今、文フリ出たいと思ってるあなたへ 本文 / 表紙 ……2種
⑤マウスパッド デザイン……2種
計 12種
４作品同時執筆・校正は時間かければできますが、同時入稿は本当にお勧めしません。
大阪印刷株式会社（おたクラブ）様、ご迷惑おかけし申し訳ありませんでした。
直接言えよ！！
📖文フリ準備シリーズ
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