魚鱗癬のオッサンがやってみて良かったスキンケア、失敗だったスキンケアの原因について考えてみた - 魚鱗癬は治るのかblog
■サメ肌や乾燥肌とは質的に違う先天性機能障害
みなさんは肌の調子が悪くて、気分が滅入ったり、外出するのが憂鬱になったりした事はありますか?特に冬の様に空気が乾燥している時期は、健康な肌を持つ方でも表面がカサついてくるので、お風呂に保湿の入浴剤を入れたり、風呂上がりにクリームを塗ったり、保湿ケアをされる方も多いと思います。
実は、私の様に先天的に肌の機能障害がある場合には、こうした一般的なケアでは健康的な肌を手に入れる事はとても難しいのです。
私には「魚鱗癬」という持病があり、生まれてからこれまでの間、ずっと悩んできました。
このblogでは、魚鱗癬の私がこれまで経験してきた事や、どんなスキンケアを試してきたか等、情報共有していきたいと思います。同じ様な症状に悩んでいる多くの方の助けになればと考えています。第1回目はまず魚鱗癬という病気がどんなものなのか、分かりやすく、解説したいと思います。
■魚鱗癬は感染する?遺伝する?
↑↑↑ これ私の足の皮膚です、冬はこうなります。 ↑↑↑
魚鱗癬とは簡単に言うと肌の表面が乾燥しひび割れてくる病気です。見た目が「魚の鱗」のように見えるのでこの名称が付いたのでしょう。
この病気にはいくつかの種類があり、他人に感染させる事はなく、その多くは遺伝性です。魚鱗癬はその遺伝因子を持っていても症状が目立たない軽症の方もいれば、医療ケアが必要な程、重症な方もいて様々です。
最も一般的な魚鱗癬である尋常性魚鱗癬であっても有病率は250人に1人とか、あるいは1000人に1人とか言われていて、実はその発生のメカニズムだけでなく、統計的なデータもあまり良く分かっていません。
また現在においても根本的な治療は確立されておらず、対処療法しかありません。魚鱗癬の方の肌は皮膚バリアの機能が低下しています。これは表皮を作っている表皮細胞の分化異常、脂質の産生、代謝、輸送の異常によって起こります。
これらにより、皮膚表面の角質層は厚くなります。また、皮膚から剥がれ落ちた細胞は、鱗屑 (りんせつ)と呼ばれますが、大きさは人により様々です。爪などで剥がそうとしても、困難で皮膚を傷つけてしまう事もしばしばです。情報も少なく、インターネットで「魚鱗癬」で検索をしてもなかなか良い情報にヒットしません。もし欲しい情報が見つからない場合は英語の「ichthyosis」で検索すると良いかも知れません。Google chromeだと右クリックで、日本語翻訳できるので、ある程度の情報を知る事ができます。
詳しい内容はリンクを貼っておきますので、ご覧ください。
wiley onlinelibrary
■あとがき
今回は「魚鱗癬」という病気の概要についてお伝えしました。次回は「魚鱗癬」の私がこれまで経験してきた事、考えてきた事について整理してみたいと思います。
今回の記事は以上です。
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最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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このnoteでは、ずっと魚鱗癬だった私の経験を元に考察をしています。
もしかしたら一般的でない事柄もあるかも知れません。
しかし、魚鱗癬のスキンケアや普段の過ごし方など、情報を共有していく事で、少しでも魚鱗癬で悩んでいる方のお役に立てばと思います。
(あくまで個人的体験を綴っています、実践される方は医師にご相談の上でお願いします。)
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