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「土を喰らう十二ヶ月」 感想ではなくヘンな希望がやってきた。
2022年11月 『土を喰らう十二ヶ月』が封切りになり、
近所の小さな映画館で観た。
映画館は結構な人出だったが、すぐに「すずめの戸締まり」だと気がついた。
ちなみに「すずめ〜」も、いずれ観に行こうと思っている。
土を喰らう十二ヶ月のあらすじは、あちこちで目にするし、
noteの中でも、流石!というくらい綺麗に書かれているので、
私の出る幕はなさそう。
映画の中で、お母さんのお葬式のシーンが出てくる。
遺影を写真屋さんに頼む。
写真屋さんは聞く。「サイズをどうしますか?」
主人公のツトムは忙しいので、「任せるよ。」とだけ言う。
すると、出来上がってきたのは、実物大みたいな超特大遺影。
家の座敷にドドーンと。
あんなのも良いなあ・・・と思った。
今まで、漠然と自分のお葬式を考えた時に、
出来るだけ簡素に、と思っていたけど、
急にバカでかい遺影って、なんか面白くて良いなあ。
お葬式にも面白さがあると良い。
今時は家族葬が主流だと思うから、みんなには普段着で来てもらって、
お経がなくても必ず成仏する事をお約束するので、
ワイワイ食事でもして賑やかく楽しくやってくれればそれでいい。
私の生前のエピソードで願わくば爆笑してほしい。
骨壷を陶芸で手作りしておくのも良いなあと思った。
町内に陶芸家がいるので、頼めば作らせてくれると思う。
練習で焼いた花瓶を何個ももらった。
練習ではない花瓶ももらった。
我が町内の陶芸家は気前が良いのだ。
映画でツトムの人生観を察すると、自分と重ねて変な希望が湧いてきた。