『侍タイムスリッパー』 日本を豊かな国にしたくなる映画。
本日、三連休の真ん中。
「侍タイムスリッパー」を観に行った。
以前から気になってはいたものの、クーポンや割引を使いたい為に行く私御用達の映画館では上映されていなかった。
ところが、この度上映されることになり、嬉しくて観に行ってきた、という訳。
安田淳一監督の映画を一度も見たことがなく、主演の俳優さんはテレビドラマに出演しているそうだけど、私は存じ上げなかった。
監督も出演している俳優の方々も誰1人知らない、という状態で観て、感想を一言でいうと「最初から最後までずーっと面白かった。」である。
映画を観に行くと、大抵の場合は俳優の知名度等により、役の重さに察しがつく。
しかし、今回は見始めてまず、この人が主役なんだな、というところからのスタート。
映画のストーリーやセリフや音響も、全く奇をてらったものではないのに、人物の人間性の良さが伝わるせいか、面白いし楽しいし悲しい。
エンドロールを見ていると、監督が色々な仕事を掛け持ちしている。
出演している俳優もスタッフの1人だったりする。そういう雰囲気も滲み出ている。
タイトルデザインも良く似合っていて、見た瞬間に好きだと思った。
全米が泣いた映画でも泣かないけど、この映画はあやうく泣いてしまいそうになる。
主人公の「今日はその日ではない。」というセリフを、もう一度聞きたい。
口コミで広がっていると噂に聞いていたけど、こんな映画が隠れていたとは!
連休で混雑の中、渋滞覚悟で観に行った今日の私、かなりお手柄。
追記
作品の中で主人公がケーキを食べて、日本は豊かな国になったんだな、と感謝する場面がある。
映画と現実がゴッチャになり、この人のために日本を豊かな良い国にしたい、と思ってしまった。