子どもと楽しみながら英語力をつけるのに、昔の海外ドラマは良さそうな気がする
私は普段、ポッドキャストで英語を聞いている。一般のニュースは、暗い話題ばかりだから聞かない。セレブとかゴシップの類にも関心がない。食とかテック系とかアウトドアとか、興味ある分野でお気に入りのポッドキャストをいくつか見つけて、それを聞いている。英語のリスニング力は、ほぼそれで保たれている。
毎週更新されるポッドキャストが多いから、聞く内容には困らない。ただちょっと残念なのが、せっかく英語をかけていても子どもが全く関心を示さないことだ。
どうせ英語音声を流すなら、子どもも興味を持つものにできると、素晴らしい。とはいえお子さま向けの英語教材などには、私が関心を持てない。
そんなことを考えていたら、アマゾンのブラックフライデーセールで、自分が昔好きだった海外ドラマのDVDセットが結構なセールになっていることに気づいた。これは、いいかもしれない。
私が学生時代に英語力をトレーニングしたうちの何割かは、海外ドラマを見たことによるものだ。純ジャパの私にはネイティブの英会話は2、3割しか理解できなかったが、それでも映像の雰囲気や日本語字幕を参考に楽しみ、結果としていくらかリスニング力がついた。同じことを、好きなときに何度でも見られるDVDで行えないだろうか。候補はこんな作品だ。
奥様は魔女
私が好きだったのは、何と言ってもシットコム(シチュエーション・コメディ)だ。同じ場所で同じ登場人物が繰り広げていくコメディ。大学時代には夕方の時間に再放送されていた「奥様は魔女」を見るのが日課だった。
ニコール・キッドマン主演でリメイクされたものではなく、エリザベス・モンゴメリーが主役のサマンサを演じるオリジナルバージョン。旦那のダーリン役も、初代のディック•ヨークが務めていた時代の作品が一番面白い。そして、可愛らしく魔法を使う娘のタバサ、まさに魔女という感じの母親エンドーラ、ダーリンの上司でご都合主義のラリー。
1960〜1970年代の放送と古いドラマだが、今見てもクスッと笑ってしまう可笑しさは健在だ。登場人物の性格づけがはっきりしていて、そこに意表をつく魔法が織り込まれていくのが楽しい。子どもと一緒でも安心できるところも高ポイントだ。
FRIENDS (フレンズ)
これも大好きなドラマだった。確か日本では当初をWOWOWで放送されていて、うちは加入していなかったからなかなか見ることができなかったように記憶している。昔もDVDとかで見ていたんだろうか。シーズン1〜10までの全話DVDセットがブラックフライデーセールで大幅7割引に。
1話20分程度と、このドラマは見やすい。230話以上あるらしいから、週に5話見るとしても(実際なそんなに無理だと思うが)約1年かかる。たまにちょっと大人の会話だなという部分が出てくるが、明るいコメディだから子どもと見ても気まずい感じとかにはならないだろう。
ビバリーヒルズ高校白書、青春白書
私が最も夢中になって見ていた海外ドラマがこれかもしれない。アメリカ西海岸に暮らす富裕層の子女たちが織りなす、華やかでありながらも銃やドラッグ、複雑な家庭問題など影の部分もある暮らしの模様を描いたドラマ。アメリカの高校生って、こんななの?と、見始めた頃に凄まじい衝撃を受けたのを覚えている。そんな、見事に製作者の術中にはまりこんだ高校生の1人が私だった。
ブラックフライデーセールで半額になっている。
アメリカに行ったとき、ドラマの撮影場所として使われたトーランス高校を見に行った。それぐらい、私にとってアメリカと言えばこの作品だった。
個人的には、また見たら懐かしさで楽しめそうだと思う。しかし私自身がもう高校とか青春という時代を遠く離れているから、ちょっと違うなと感じる部分も多そうだ。それに、親の立場になってみると、子どもに見せたいドラマではない。だから今回の趣旨とは一致しないだろう。
大草原の小さな家
これもかなり昔のドラマ。私が子どもの頃に夕方のテレビで平日毎日再放送していた。アメリカの西部開拓時代の、家族の物語。ブラックフライデーセールで70%off。
「ちゃんと見返したい」という意味では、今回取り上げた中でナンバーワンがこれ。映画で言えば名画を見返したいという感覚だろう。時代は違えど、広々とした場所で独立独歩の生活を、家族で協力して築いていくことには大きな憧れがある。もしいま私が突然そんなことを言い出したら、家族全員から「1人でやってきて」と突き放されそうだが。
親の立場からすると、子どもと見るのにも非常にいいドラマだ。ただ、子どもが興味を持ってくれるかという点に不安が残る。
まとめ
こんな風に見てくると、私の家では第一候補「FRIENDS」、第二候補「奥様は魔女」となりそうだ。どちらも、うちが加入しているアマプラでは無料配信していない。ほかの動画配信サービスに入ると月々の料金が固定費になるから、これが見たいというシリーズを狙い撃ちで買う方が結果的に節約になる気がする。
私の小遣いからではなく、家族全体への投資として家計から出すことにしたい。そのためには、家の大蔵奉行に話をしなくてはいけない。ハード・ニゴーシエーションになることだろう。