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産婦人科検診で何が起こっているか

日本でも子宮頸がんは急増している。しかも20代、30代の世代に増えていることが報告されている。国立がん研究センターの報告によると、2019年の罹患者数は約11,000人。 10代の罹患者数も増えている背景には性交開始年齢の若年化があると考えられている(国立がん研究センターより)

早期発見に最も効果的なのは、パップスミアと呼ばれる子宮頸がん検診で、婦人科医を訪れて検査を受ける。子宮の入口にある子宮頸部の細胞を専用のブラシやヘラなどで採取し顕微鏡で調べるその結果は約10日~1ヶ月後に結果がわかる。

子宮頸がんは数年かけてゆっくりがんになっていくことが特徴で、早期に発見できれば、がんになる前に治療を受けることができる。そのため、性体験のある人は年齢にかかわらず、少なくとも2年に一度、検診を受けることが勧められている。


子宮頸がん細胞診は、子宮頸部の細胞を調べる検査で、子宮頸がんのがん細胞だけでなく、感染によって変化し、がんに進行する「異形成」といわれる状態の細胞を発見できる。細胞診検査に加え、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染しているかどうかを調べる「HPV検査」も普及している。

つまり1回の細胞の採取で「細胞診」と「HPV検査」両方の検査が可能であるということ。子宮頸がんは性行為によるHPV感染が原因で発生することがわかっていて、定期的な検診を受けることで早期発見が可能であることを強調したい。


膣のトンネルは子宮の狭い入り口に通じているが、この部分が子宮頸部と呼ばれていて、検査ではここの細胞サンプルを少しだけ採取して調べることになる。

膣から子宮頸部まで10~12cmの長さがあり、潤滑剤を塗った鏡(開いたときに子宮を「見る」ことができる中空の医療器具)を使わなければならないことを明らかにした。

子宮頸部は非常に神経が行き届いているけれど、解剖学的には人それぞれ。検査は、ある人にとっては少し不快なだけかもしれないし、他の人にとっては少し痛いかもしれない。

普段から月経カップを使っている人は、生理の時の経血量や色を視覚できることから、異常を見つけやすい。自分の体調をよく知り、健康管理をするために、月経カップと子宮頸がん検査を勧める。


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