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塩の湖で浄化される
エジプトのシーワオアシスには塩の濃度の高い湖があちこちで見られる。
塩の濃度が濃いので、何をしても表面に浮いてしまう。水はどこまでも澄んで、冷たく、美しい。
湖の周りには白い塩の塊が、まるで雪のように積もっている。青い空にその白い塩がキラキラと眩しくて、心を静謐にしてくれる。
Siwa Oasis(シーワオアシス)はエジプトの首都カイロから車で約9時間ほど。リビアの国境に近い砂漠の中にあるオアシス。エジプトの中の代表的なオアシスの中では一番人口が少なく、素朴な佇まいの町といえる。
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この塩の湖で、浮いたり泳いだりと思う存分時間を過ごしたら、肌や髪が活気を帯びて艶々していることに気づいた。
気のせいかと思って翌日も試してみたけれど、やっぱり同じようにサラサラ、すべすべ、ツヤツヤしている。これが天然の塩の効用というものなのだろうか。
帰って調べてみると塩浴という療養方法があるようで、家庭でも天然塩を使って、塩の恩恵が得られるようだ。
ただしこの本では、濃度は26%の飽和食塩水を使うと書いてあるようだけれど、そこまで徹底しなくてもよさそうだ。
美肌菌の皮膚常在菌(表皮ブドウ球菌)は耐塩濃度が⒎5%ということも言われているので、一般海水(塩分濃度は3%程度)よりはちょっと濃いめの塩水がちょうどいいのかなと考える。
ちなみに「なぜサーファーにハゲはいないのか」という本が出ているが、こちらの主張の真偽は定かでない。
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塩浴でなくても、石鹸、洗顔料、ボディソープ、シャンプー等合成洗剤と基礎化粧品類の使用をやめるだけで、皮膚トラブルは改善するという説もある。肌も毛髪が本来あるべき健康で最適・最高状態に戻っていくのだという説は説得力がある。変な例だがホームレスにハゲている人はいないというのは有名な話し。塩浴、肌断食、湯シャン、塩シャン、全部理論と効果は同じなもかもしれない。
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