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【野菜の苦味に解毒作用があるのか?:デトックス】
前回、デトックスに関して大枠の決着は書きましたが
※参考記事
以前、仕事で「野菜の苦味がデトックスになるから…」と言われ、今回は野菜の苦味成分に解毒作用があるかについて書いていこうと思いました
確かに苦味成分に解毒作用があるという科学的研究は一部存在します
これらは主に特定の苦味成分(グルコシノレート、ポリフェノール、アルカロイドなど)の健康効果や肝臓機能への影響についての研究に基づいてる事が多いので、それに合わせて書いていこうと思います
まず、野菜の苦味成分と解毒作用の紹介をしていきます
①グルコシノレート(Glucosinolates)
アブラナ科の野菜(ブロッコリー、ケール、キャベツなど)に含まれる苦味成分で、体内でイソチオシアネートに変換されると解毒酵素(フェーズII酵素)の活性を高めます
これにより、有害物質の代謝と排出が促進される可能性があるそうです
※参考文献
②ポリフェノール
ダンデライオン(タンポポ)やケールなどの苦い野菜にはポリフェノールが豊富で、抗酸化作用を通じて肝臓の解毒プロセスをサポートする可能性があります
ポリフェノールはフリーラジカルを中和し、有害物質による細胞損傷を軽減する役割もあります
※参考文献
③アルカロイド
一部の苦味成分(ゴーヤのモモルデシンなど)は、抗炎症作用や肝臓保護作用があると言われ、これらの成分は肝臓の酵素活性を調整し、有害物質の代謝を助ける可能性があると言われています
※参考文献
結構頑張って肯定的に書いていましたが、苦味成分が解毒酵素を活性化するメカニズムは動物実験や細胞実験で確認されていますが、人間での直接的な効果を示す研究はまだ限定的です
解毒作用はあくまで補助的なものであり、人体には肝臓や腎臓を中心とした自然な解毒システムが備わっています
そのため、苦味成分だけで「解毒」が完結するわけではありません
確かに、野菜の苦味成分には解毒酵素を活性化したり抗酸化作用を発揮する可能性があることが科学的に示唆されています
ただし、それらの効果はあくまでも補助的なものであり、日常生活でのバランスの取れた食事や健康的な生活習慣がやっぱり重要になってきまそうですね
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