【ギャンブル性に潜む習慣】
“報酬だけ”のために頑張る習慣は、慣れから段々効果を失ってくる
そんな時に大切になってくるのが[不確かな報酬]
つまりギャンブル性ですね
人は報酬の不確かさに惹かれるから、ギャンブルをしてしまう
下記文献によると、実際カジノのゲームによる収益の70%近くは、電子スロットマシーンとビデオポーカーと言われています
※参考文献
「電子機械相手のがいいの??」と思いますよね
これにはカラクリがあり、勝率は電子画面でもリアルでも同じですが、リアルのマシーンやポーカーではなかなか出ない、“惜しい手”が多く表示されるようになっています
この惜しい手が、勝利を目の前に迫っている一種の達成感感情を高め、ドーパミン報酬経路を活発化させ、ゲームをやり続ける習慣を強化させます
ドーパミン報酬経路と習慣については過去記事を参考に。。。
※参考記事
では
【なぜこのような不確かな報酬が習慣を招くのか?】
進化の一説によると、すべての動物が不確かな報酬に敏感で、それは野生という危険に満ちた中で繰り返し食料を探し回る事が生き残るために必要だったからだといわれています
食料、水、繁殖のチャンスを手に入れるには、繰り返し失敗しても続ける必要性があった
だから、ドーパミンは成功する回数が少なくてもやり続けようとさせているのかもしれないですね
※参考文献
ここまでギャンブルの話しをしてきましたが
「私はギャンブルとかやらないのでわかりません!」
という方もいるかもしれません
ですが、これをギャンブルほど極端なものではなく、私生活にスポットを当ててみたらどうだろうか
そう、スマホを最後にチェックしたのはいつだろう?
アメリカでは、1日に80億回スマホがチェックされています
一人あたりに換算すると平均46回
人は一度集中が途切れると、もとの作業に集中が戻るまで15分かかると言われていて、単純計算で、690分も集中を持っていかれている事になる…
とても恐ろしい事だ
※参考文献
何か連絡が来て、スマホを見るのはわかるが…
「何か面白い記事ないかな?」「誰がポストしてないかな?」と明確な目的もなく開いてしまうのが、ギャンブルの不確実性を求める意識と一緒なのだ
次回はスマホ中毒について詳しく掘っていきます