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【ヤンチャそうなのに高級品を身に着けているあの人達は何をしているの?:ハロー効果とバイアス】


ハロー効果をざっくり説明すると…

「何か一つの領域で秀でていれば、他の事も優秀だ!」と思い込む一種の確証バイアス


だが多くの場合、その判断は根拠が無いため、間違っていることが多い


※参考文献1

https://t.co/QNViV3ctQG


つまり

人は、良い人(人当たりが良いなど)は性格も良ければ能力も勝手に高いと思い込んでしまう

「運動ができれば、勉強もできる!」

「管理職であれば、熱意ある勤勉で有能な人材!」

「見た目が良いから頭も良い!」

などがあげられる



面白いのは
このハロー効果をヒトだけは、自分自身にも使う事ができると言うところ(※動物とfMRIにぶっ込めば変わるかもしれないが、現段階では…)

ヒトは
何か一つ得意な事が出来ると、ハロー効果により自身の「傲慢」や「誇り」に変わる事がある

「芸能人として成功した人が飲食店をやったり」

「高学歴だからと言って自分の得意分野と全く無関係な職場に就職してみたり」(※職人系の仕事で多い)

など



デイビッド・エプスタイン氏のRANGEのように、上手く幅を効かせる訳でもなければ、失敗する確率が高くなる


だが

ハロー効果がちゃんと真の「誇り」となれば、プラスの性質もある

※参考文献2


マイアミ大学心理学者チャールズ・カーバー氏は、1000人を対象に誇りの研究を行い、

「真の誇りを常に抱いている人は、自制心・忍耐・目標達成能力に優れている」という事が確認された

また、傲慢な態度を示す事が多い人は

「衝動的で金銭など外的報酬にしか意欲を持たない」傾向が確認された


これは逆に考えると…

外的報酬(金銭など)にしか興味ない人は、衝動的で危険。。。。。とも予測できる

「お金、お金」と言っている人には頼み事したく無いものですね



これらに関しては神経生物学レベルの研究もされていて…

※参考文献3

https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/1754073909354627


傲慢の活動→テストステロンを増加

・真の誇り活動(教育、奉仕活動など)→セロトニンを増加

が確認されている


つまり
ギャンブルで一発逆転ホームランを狙うなら、確かにテストステロンの傲慢さがいいかもしれない

しかし、、、
どーーーーー見てもやんちゃな見た目の人が
全身高級ブランドの格好をしている事がある


これは「見た目によらず頭めっちゃいいのか?」ではなく

多くの場合が、一発逆転ホームランに当たっただけの可能性が神経生物学的には高いと考えられる


一応経営学が自分のテリトリーなので
伝えておくが…

一発逆転ホームラン経営は
長期には赤字で終わることが多い


過去記事にもしたように
【協力する事が最大の利益】

※参考記事


テストステロンの攻撃性だけでは、ロングスパンでは勝ちきれない事が、ちゃんと研究結果として出ている

他にも、囚人のジレンマとして知られる有名なゲームの研究なども参考になるので、一度調べてみてもいいかもしれない

※参考文献4

※参考文献4日本語版


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