【ネガティブフィードバックの正しい伝え方】
学校で教えていると、モチベーションの差や様々な思考の違いなどから、どうしてもネガティブフィードバックをしなければならない時が存在する
(※僕の教育スタイルとして、基本的にはネガティブフィードバックはしないです。科学的に直接的なネガティブフィードバック無意味なので…)
今回は、悪い例と良い例を合わせて紹介します
これらは、実際ネガティブフィードバックなんですが、相手からするとネガティブフィードバックに感じない“伝え方”の問題となります
【1つ目の例】
悪い例:君は連絡や報告が出来ていない
良い例:君のプロジェクトの進捗とスケジュール管理の状況をもっとよく知りたい。毎週簡単な打ち合わせをしよう。そこで逐次報告してほしい。
となる
学生だろうと、社会人だろうと、コミュケーション能力が低い人は必ずいる
そんな時に大切なのが、
[具体的な方法]を提示し、「能力や才能の無さを責めている訳ではない!」と明確にすることが必要となる
【2つ目の例】
悪い例:化学の成績が悪いのを気にすることは無いよ。君には向いていないんだ。作文では凄い才能を発揮しているじゃないか。
良い例:
化学の成績のことだけど、勉強方法が適切で無かったのではないだろうか?作文と同じような姿勢で化学の勉強に取り組んではどうだろうか。次の化学の試験までにどれぐらい改善できるか、勉強時間と勉強方法について話し合おう。
学生や従業員がいくら努力しても、なかなか目標が達成できない事がある
そんな時に「大丈夫だよ!頑張ったよ!」などと声をかける事があるが
研究でも、このような報われないフィードバックは、相手をより惨めな気持ちにさせることがわかっている
大切なのは、相手が“真剣に取り組んだ結果の失敗”なら、ただ慰めるのではなく、[次どうすれば改善できるかを考えさせるフィードバック]にする
努力不足が問題でなければ、基本的には“アプローチが問題”である事が多い
ここで伝えたいのは、[フィードバックを与える人は、“問題の指摘ではなく改善策を共に見つけ出す”]ことが必要となる
※参考文献
P249