先週、バイエルン州北部フランケン地方にある小さな街、コーブルク(Coburg)へ行ってきました。小さいと言っても歴史ある街で、その名は11世紀に史料に登場します。16世紀から17世紀にかけてはザクセン=コーブルク侯国(Fürstentum
Sachsen-Coburg)がここに拠点を置きます。更に19世紀にはザクセン=ゴータと同君連合を組み、ザクセン・コーブルク=ゴータ公国(Herzogtums Sachsen-Coburg und Gotha)となります。そして、この公
とても面白い本を読みました。『Dostojewski in Deutschland(ドイツのドストエフスキー)』(Karla Hielscher著)という本です。
正確に言うと最初から最後まで読み通したのではなく、今までに自分が訪れたことがある場所について書かれた章のみ読みました。すなわちヴィースバーデン、ホンブルク(現在のバート・ホンブルク)、そしてドレスデンです。このうちドストエフスキーが最も長く滞在したのがドレスデンで、その期間は延べにすると2年半に及ぶそうです。そし