harine_cafedanshi x scent インフルエンサーコラボの裏側
こんにちは。
東京の端っこにある古い街並みの下町で
8坪以下のカフェを経営しています。
アカリです。
26歳で自己資金にて開業し、
1店舗目の立地を大胆に※失敗した
カフェオーナーの
パワープレイ赤裸々記録となっています。
飲食店を個人経営している方は勿論、
これからカフェ開業を考えている方、
はたまた全て経験したことのみを赤裸々にリアルタイムで記録していくので
”生きたコンテンツ”としてただただ楽しんで見ていただけたら幸いです。
お店はのアカウントは、ホームから飛べますので
ぜひ覗いてみてくださいね。
※お店のターゲット層がいないエリアという意味
今回はカフェインフルエンサーのはりねくん(Instagram id:@harine_cafedannshi)と、
第一回コラボカフェ会を開催した
振り返りをしていきます。
まず今回なぜ、
フォロワー4万人近くも抱えるインフルエンサーの方とコラボすることになったのかというと、
ありがたいことにはりねくんの方からお話いただき実現しました。
記事では何度か嘆いている通り、
当店は立地面に大きな問題を抱えています。
そんなとき、
普段からプライベートでもscentに月2.3回の頻度で足を運んでくれていたはりねくんが勿体無いな〜という一言を呟き、
「コラボしましょう」と
突発的に言ってくれたのです。笑
嬉しかったなあ。ありがとう。
ここでさらにさらに裏話になってしまうのですが、
カフェを発信する人たち(ここではInstagramに特化)にとって、
カフェのある「立地」は、大事な要素です。
私もカフェオーナーになってからというもの、
何万人、何十万人とフォロワーを抱えるカフェインフルエンサーと呼ばれる
方々とお話させていただく機会が増えました。
彼らが口を揃えていうのは
”需要のある投稿は「立地」も関係している”
”その味が美味しいかよりそのカフェの立地と雰囲気のが求められている”
「ここ可愛いんだけど、場所的に投稿伸びないんだよな・・・せめて蒲田だったらよかったですね」
インフルエンサーの方に言われて何ヶ月も引きずりました笑
悲しいかな、
SNS戦国時代、
誰もが発信者になれるこの時代
だからと言って、雰囲気や外装外見だけ良くても時間の問題ですが。
しかし言い訳をしていても
どうにかしてお店を見つけてもらえなければ、
単価の安いカフェが潰れてしまうのなんて
"一瞬"なんです。
そして広告費用にお金を投資できない個人店は、
UGCマーケティングがより重要になってきます。
要約すると、
お客さん自らが写真を撮ってくれてsnsなどで拡散してくれることを言います。所謂"クチコミ"っていうやつです。
さらに近年の研究では、企業側自らが作ったコンテンツや宣伝物ではお客さんの興味を引くことが難しくなりつつあるといった研究結果があるほど。具体例を出すと1000人の消費者のうち、77%の人がプロではなく、実際のユーザーによって撮影された写真を見たいと回答しています。
つまり世間に効率よく認知してもらうためにはUGCが効率よく働いてくれる仕組み作りを、
オーナー側は意識しなければならない。
一番重要なのが、拡散してくれる比較的若者(ここではsnsユーザー観点からみて10代後半〜30代)が集まりやすい「立地選び」なんですよね。
だって考えてみて。
そもそも個人のカフェで、ゆっくりオシャレに過ごしたい(ここでは大手チェーンは作業などで使う人もいるので排除)って考えるお客さんたちは、みなさん色々な意味で感度の高い方達になってくると思います。
わざわざ都心から離れた下町にある一つのカフェのために足を運ぶでしょうか。
答えは、
ノー。
よくsnsで見かけるカフェは
都心部に集中しています。
渋谷中目黒下北沢清澄白河蔵前……
100m以内に何軒カフェあるのって
思った経験あるとおもいます。
あれはしっかり意味があるんです。
サードウェーブコーヒーが浸透した街、
カフェ"巡り"をしてくれる層がちゃんといる界隈。
一件だけのために
よくわからない土地へ出向くなら、
そこら辺にとりあえず行って
カフェ”巡り”しますよね。
scentはまだまだそれらのカフェに勝てるほど
差別化もできていません。
美味しいコーヒー、美味しいスイーツ、オシャレな空間、、、
東京になんてこれでもかと、探さなくとも、腐る程
オシャレなカフェはあります。
しかしそんなこと言ってもしょうがないので、
めげずに、できる事をやり続けてようやく徐々に認知されはじめています。
でも本音を言えば、せめて今わざわざ足を運んでまで来てくれているターゲット層が比較的いる需要のある立地にさえ出せていれば・・・
と毎日毎日自分を攻め続けています。
だからこそ、
今回はりねくんがコラボしましょうと言ってくれた時は
本当に嬉しかったんです。
実際にイベントに来てくれた人たちは、案の定
「雑色なんて初めて来た」
「気になってはいたがきっかけがなかったので今回コラボということで来た」
「一回来たことはあったが、なかなか来れなかった」
そして自身がsnsで発信業をされている方には、
「都心からずれていたらそもそも行かない(投稿が伸びないから)」と
教えてくださった方もいました。
私自身、scentのターゲットとなる方達はこんな人たちなのだと
改めて確認することができたし、そんな方達とじっくりコミュニケーションを取れたことによって
今後の方針、出店先はどこら辺が良いのか決めてく一つの手がかりになったように思います。
本当に勉強になりました。
ここで勘違いを恐れずに発言すると、
私は「地域のカフェ」で終わらせたくありません。
雑色の人だけをターゲットにし完結するつもりだったら
今のこれで良いし立地を嘆くこともないでしょう。
「地域で愛されれば十分」
そう思えていたらこんな風にそもそも考えないのかもしれません。
私はもっと自社のブランドを知ってもらいたいし、
もっとたくさんの人に届けたい。
この思いがあるからこそ、
絶対に今の現状では満足せずに外に向けての展開をしていくし努力し続けます。
みんなが知らない雑色駅で、
こんなにたくさんの方が来てくれて、
はりねくんを含めいろんな方が
引っ張り上げてくれていることに
大いに感謝し、
今の店舗でできることは今後も精一杯やって行きます
今後もぜひscentを宜しくお願いいたします。