物事に「大勝利」しても敗者に恨まれ憎まれいつか復讐される、本当に意味がない
夢とか瞑想とか精神世界を語るためにnoteをやっている私が、
あんまり戦争絡みの話もしたくもないのですが、
ルトワックという学者が書いた『戦略論』は、ただの軍事理論書ではなくて、
仕事とか人生とかについても応用できそうな、まるで哲学のような深いことが書いてあり、無視できません。
特に私がおおいに賛同してしまったのは、
戦争というものは、実は、「大勝利」しても意味がない、ということの力説
大勝利して、相手を完膚なきまでに叩きのめし、
相手にたくさんの屈辱を与えたり
相手にたくさんの死者を出したり
まして相手の領土をたくさん占領し支配したところで、
何十年か経てば、敗者というものは結局はまた復活する、、、その時に、「何十年前の恨み!」とか「自分の父や母の世代をたくさん殺したことの復讐!」とかで、本気で憎しみをぶつけて来る、、、
↑現代でも、世界のたくさんの地域で、「十九世紀にひどい植民地支配を受けたことの恨み」「第一次世界大戦の時の恨み」「第二次世界大戦の時の恨み」での終わりの見えない混乱が続いていることを考えると、大勝利なんて、なるほど、本当に、意味がない
「こちらが有利になってきた、よいタイミングで、講和し引き分けに持ち込むのが賢い」というのは、なるほどそうかもしれません。戦争など最初からないほうがよいに決まってますが、起きてしまった場合は、「負けない、そして、勝ちすぎもしない」が次善の落とし所
そして、突飛なことを言うようですが、「自分がナニゴトかで勝てる場合でも、相手を完膚なきまでに叩きのめすことには意味がない、、、こちらが優勢になってきたところで、屈辱を与えすぎないところで引き分けを申し出るのが賢い」というのは、別に戦争に限らず、人生のいろんなところで、真実だと私は思う、、、私の人生で何があってそうつくづく思うようになったかは、あえて、詳細は語らない、、、