【古代中世言語をやっている人ゆえのつぶやき】つくづく日本の外国語学習市場は素晴らしい!が人口減少がヒタヒタと不気味に迫り来る
都内の大型書店に古代ギリシア語の参考書を買いに出かけて、その書棚を見て、ふと考えました。
常々「古代ギリシア語やラテン語などというマイナー言語の学習書もちゃんと出ている日本の書店はすごい!」とは思っていたのですが、ふと見回すと、他にもバスク語やらウェールズ語やらラオス語やら、そんな更なるマイナー言語の参考書も、ちゃんと常備されている。
あらためて、日本の書店って凄くないですか?!
なんだかんだ、外国語学習というものへの興味とニーズは高い国にいるのだと考えると、嬉しくなります。
でも、これは日本が人口一億以上の国だから成立する風景なのかもしれません。人口がある一定の規模を超えるとマイナーなニーズの商品も成立し始めるわけですから。
ということは日本の人口減少が進むと、書店からまずはこうしたマイナー外国語の商品が消えていくのではあるまいか。いやそもそも、日本語を母国語とする人口がさらに急激に減ったら、書店というもの自体が壊滅的な絶滅危惧種になるのではないか。
以上は「そうなってほしくないな、、、」という意味でのつぶやきにつき、反論になるデータがあれば是非見たい!、、、ところですが、ネットに出ている情報を見る限りはたしかに、人口減少は書籍という世界には決定的な打撃であるような。。。これからの時代は大変だ。。。