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バナナをめぐる奇妙な物語020:「バナナはおやつに含まれるか」を真剣に突き詰めた本が存在する!

この本によると「バナナはおやつに含まれるか」だけでも、

「文理的解釈」「目的論的解釈」「立法者の意思の尊重」「利益衡量」など、

さまざまな側面から議論が可能である、との旨。

結局は「唯一絶対の結論などは存在せず、法的な判断権を有する者(遠足のバナナなら、生徒に相談された先生というところかな?)が関係者それぞれの立場を敷衍した上で判断を決めるしかない」ということ。

ただし説得力のない判断ならばとうぜん反論をされ、さらに上流の判断者(校長になるのかな?)に裁定が渡されていく。これが近代法の考え方である、という実にわかりやすい解説本。

バナナひとつまでここまで深い法哲学のハナシができるのだ!

法律用語の解説もめちゃくちゃわかりやすくて、これ、オススメ本でありまする!↓

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※本記事は、以前に公開した「お題『バナナ』で呟怖をください」という企画から派生した「バナナを巡るハナシを世界から集めてこよう!」という試みの一つとなります。

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