【世界文学の自作マンガ化計画】ゴーゴリの『鼻』を小学生の娘向きにマンガ化することにした!#02
皆さん、こんにちは!SF好きなヤシロです!今回もよろしくお願いします!
本記事は、こちらの記事の続きとなります↓
我が家では以前より、父親である私が、
世界の古典文学を自作マンガにして子供達に読み聞かせる、という伝統を続けていますが、
現在、娘たちからも好評なため、着々と進めているのは、
ゴーゴリの『鼻』、となります!私の持ち味は本来古典SF文学ですが、、、思いきり拡くとらえれば『鼻』もSF、、、といえなくもない!?
ちなみにですが、
ゴーゴリについて日本人が書いた文章で秀逸のものといえば、私としては小説家の後藤明生を推したい!代表作である『挟み撃ち』は、小説でありながら同時にゴーゴリ論にもなっているという超絶文学です。
何度読んでも、「ゴーゴリがペテルブルグの橋を生き生きと描いたように、私も東京の橋の名前を生き生きと書きたいが、それができない、、、ここは十九世紀のサンクトペテルブルグではないからどんなに頑張っても橋の名前を生き生きとは書けないのだ」うんぬんのくだりのところには、共感しかない。。。!
明治東京が失われた以上は二度と夏目漱石が現れ得ないように、昭和が遠くなった以上は二度と江戸川乱歩が現れ得ないように、、、ゴーゴリもまた二度と現れ得ないし、それゆえ、現代日本の我々がどんなに「ゴーゴリのように書きたい」と思ってそれっぽい小説を現代日本を舞台に書いたとしても、それは「ふうん、これを書いた人はきっとゴーゴリ好きで、ゴーゴリのパロディを書いてる人なんだなw 」としか、扱われないのです。まこと、文学って怖いですねえ。。。
さてかように、
「世界の文学をマンガに描いてあげて読み聞かせていく」という、文学好きな父親とイラスト好きな我が娘たちとの試み、これからも、続きます!
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