小学生の娘が「地球が本当に丸くてちゃんと自転している証拠を知りたい」と言ってきたのだがそれは難しいぜ、、、でも面白い問いだ!
私のような、SF好きにしてファンタジー好きが、理科にハマると、
どうしても、こういう、「見た目からしてなんだか神秘的」な実験アイテムにこそ、憧れてしまう。。。昔の人には特にこの不思議な動き方は魔法のように見えたろうしね。
あ、すいません、
何のハナシかというと、
フーコーの振り子のハナシです!
さて、もともと私、科学史に登場する様々な「有名実験」の中でも、フーコーの振り子はその視覚的な面白さを含めて大好きなのですが、
そんな私の心をくすぐる質問が、最近、私の娘から発せられました。
娘「地球って自転してるんだよね?」
私「そうだよ」
娘「でも地球は平だと主張している人も世の中にはいるって聞いたよ?」
私「まあ、それは、ちょっと変わっている人たちだけどね、、、ただし、実は、人類のほとんどが『なるほど、地球は丸くてかつ自転してるんだ!』と納得できるほどの証拠が揃ったのは、この数百年の話だよ。大昔の人は、地球は平だと思ってた。だから、地球が丸くて自転してるってのは、けっこう理科をしっかり勉強しないと『わからない』って人も出てくる話でね」
娘「私が自分で証拠を集めるとしたら、どういう方法があるの?」
私「そうだね。。。水平線が見渡せる展望台で観測するとか、飛行機に乗るとか、、、。あるいは、地味だけど、天体観測をコツコツと毎日続けるとか」
娘「えー?ぜんぶ、外へ出かけないといけないのね?家にいながら、地球の自転を感じることって、できないの??」
私「、、、えーっっ!コロナ世代な発想だな、、、しかし、、、その問い、確かに面白い!!」
家の外に出かけて観測せずとも、家の中でゴロゴロしながら、地球の自転を感じる、、、それは、たぶん、かなり、難しい。
が、、、やれなくもない。
フーコーの振り子さえ、我が家にあれば!!
というわけで、以下の本を購入してみました。
都立高校に、理科クラブの学生さん達と協力して、本当にフーコーの振り子を作ってしまった先生の著書。一冊ぜんぶが、実に細かいフーコーの振り子についての説明と、その作り方と、フーコーの振り子への熱愛に貫かれてる凄い本w
さて、この本に書いてあった、
自分でフーコーの振り子を作る場合の手順だが、
以下のように記載されていました。
・まず必要なものは、数十キロの重りを支えられる高ーい天井
、、、って
手順の一番目ですでに我が家では無理じゃないかーー!!w
でも諦めない、、、いつかフーコーの振り子を特注で設置できるような、お城のような邸宅に住むことができれば、、、その時こそきっと、、、って、そんなの日本でサラリーマンとして働いている以上は無理か!?
などと、はんぶん冗談、はんぶん夢、を娘と語らう、よい時間になったのでした。
これで娘に、何となくでもいい、「フーコーの振り子って面白そう」と思ってもらえたらいいな。まあ、ともかく、ディズニーシーとなるとお金がかかりすぎるので、、、どこかで国立科学博物館に連れて行ってあげたいと思います。あそこのフーコーの振り子は由緒あるモノですからね。
※その他、調べてみたら、日本でも意外なほどに、各地の博物館やホールや学校にあると判明した。我が国の科学好きはすごいね。皆さんのご近所の自治体にも、意外にあるのでは!?
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ただフーコーの振り子の残念なところは、「そういうものだ」ということを事前に知らない人が博物館にあるのをみても、一見、ただの振り子にしか見えないことなのですなw。理科の知識というものは本当に、「話を一度でも聞いたことがあるか、ないか」でぜんぜん違ってくる。義務教育でとにかく一度、子供らに教えてあげることが大事と思う。よしんば理科に目覚めるのは何年も後になるかもしれんが、その時に一度でも聞いた科学史話は、きっと、役に立つ。
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