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トルコ発フェイクドキュメンタリー『精霊の呪い』のおかげでイスラム圏における「ジン」なる🧞霊の存在を知る


皆さん、こんにちは。

「noteで夢日記や私の不思議体験をお話しする」とプロフィールに書いていながらも、

「フェイクドキュメンタリー系のホラー映画が大好き」というもうひとつの顔の方が最近すっかり絶好調なヤシロと申します。

というわけで、今日も夢日記ではなく、フェイクドキュメンタリー映画のレビューをやらせてください!

というのも、ですね、

昨日、イスラエル発のフェイクドキュメンタリー『エルサレム』を紹介したばかりですが、

「もしかしてヤシロさんって中東の映画に詳しかったりする?」と思われているかもしれない。それについては、「まあ、ある程度はw」、と答えておきましょうか、、、いえいえ、別に中東研究家ではないし、「中東」全体を見渡してる視野もないけど、

若い頃にバックパックで訪れたことのある、イスラエルとエジプトとトルコという3カ国については、その後もなんだかんだ縁がありましてね、、、というわけで、昨日イスラエルの話をしたので、今度はまた少し緯度をずらして、

トルコの話でもしましょう!!

↑↑↑これを見たことのある日本人は相当レアなのではないか、と自負しています。トルコ発のフェイクドキュメンタリー映画『d@bbe:精霊の呪い』です!

「なんで、そんなものを見たことがあるの?」と思われるかもですが、なんとなんと、こんな珍しいモノが一時期、Netflixで配信されてたんですよ!ところが今、ページを見たら、Netflixジャパンでは2024年4月現在は、配信停止中の模様

でも以下のURL先にはちゃんとページが残ってる!みんなが「見たい」といえば、いつかまた再配信してくれるかもしれません!

↓↓↓

https://www.netflix.com/jp/title/81043541?s=i&trkid=0&vlang=ja

どんな話かというと、

まあ、「エクソシスト」ですw

ただし、

「悪魔祓いをしている儀式の場面にカメラが入った」という、フェイクドキュメンタリー構造をしており、

さらに主人公二人(悪魔祓いができるイスラム僧侶の男性と、悪魔の存在に半信半疑な科学者の女性という二人組)が、人間に取り憑く悪魔、イスラム世界で「ジン🧞」と呼ばれる悪霊の正体を探るために、カメラを持ってアナトリア半島を冒険します。。。という、なかなか壮大な話。

なにはともあれ、若い時にトルコを旅行して感動したことのある私は、アナトリア半島の広大な風景の中を車で移動するところの「風景」自体が、「あー!これこれ!まさにこれ!トルコの田舎の自然風景ってこんな感じだよね!」と嬉しくなった映画なのでした。

ちなみに、豆知識を入れておきますと、

この映画の原題は「d@bbe4」と言いまして、

つまりトルコでは人気のシリーズものの第四作目らしいのです!だがご心配なく。私も1-3は見たことがないが、話を理解するのには困らなかった。それどころか実はこの後の5作目、6作目もあるらしいけど、さすがに私もそこまでは見ていないw

しかしこの映画を日本人が見る意味はあると思っていて、

なるほど、悪魔祓いを担当するのはイスラム圏の若い僧侶なわけだし、「悪魔」もイスラム世界で「ジン」と呼ばれる、悪霊の類であり、文化的な違いはいろいろ目につくのですが、、、

それでも、「ジン」の姿を捉えるために主人公達が狙うのは、結局、「心霊写真にジンの姿を収めよう」ともくろむことであり、かつ、「写真にジンらしきものが写った!?」となったときの造形も、日本や欧米のホラーに出てくる「ブキミなものが写ってる写真」の絵柄そのままだし、そもそもジンはクライマックスにはポルターガイスト現象で攻撃してくるわけだし、、、

とまあ、、、なんのことはない、ホラー映像の見せ方というのは別にトルコでも何も変わらないw!いやトルコの人も、「写真に何かブキミなものが写る」とか「暗がりから不穏な物音がする」とか、僕らが好きな「ホラー表現」とおんなじものが好きなのだなあw

「怖いモノみたさ」の感情は文化を超えるのかもしれない、、、なんて思ってしまうこちらの映画ですが、

日本ではきっと珍しい映画作品という体で、上記の通り紹介しましたが、肝心なことを言い忘れてました。この映画、クライマックスがけっこう怖いですよw!前半のホラー描写がいささかぬるかったので、「ほほう、トルコのホラーはこんなものか」とうっかり安心してかかったら、意外にクライマックスの、ストロボ点滅みたいな照明の中で気味の悪いものがワーッとカメラに突進してくるところで飛び上がってしもうたw

トルコのホラー、侮れん!

興味ある方、ぜひ見て、感想を聞かせてくださいませ!

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