配合七情
はいどうも、黒田です
今日は食材を組み合わせる時に起こる
化学反応的な?
配合七情ってやつについて書いていくで
配合七情って?
料理作る時ってだいたい2つ以上の
複数材料使うやんか?
その組み合わせる事を
配合っていうんやけどね
この配合
実は7種類あって
それを踏まえて
配合七情って呼んでるんやわ
単行
これは食材ひとつって事
りんごだけ
バナナだけ
単純シンプルやね
相須
そうすって読むで
同じはたらきを持つ食材を
一緒に使うことで、効果を増加させるって事
例えば葡萄とライチは
どっちも血を増やす効果があるんやけど
葡萄ライチゼリー作ったら
葡萄ゼリー、ライチゼリー単体より
もっと血を増やす効果が高まってるってわけよ
相使
そうしって読むで
メインの食材のはたらきを
さらに引き立たせる組み合わせの事やで
鶏肉の気を補う作用がメインで
じゃがいもがその作用をさらに
高めてくれるんよ
生姜は身体を温める効果があるんやけど
そこに黒砂糖を加えたら
さらに温める効果が高まるんやで
これが相使ね
相殺
そうさいって言うで
これは食材の持ってる副作用を
除去、軽減したりする組み合わせ
いんげん豆は皮膚に細かい発疹が出来たり、下痢させるような副作用があるんやけど
ニンニクを加えることで
その副作用を抑えることが出来るんよ
相畏
そういって読むで
ニンニクの作用で
いんげん豆の持ってる副作用が消されるって事
つまり相殺の逆って事
刺身に紫蘇やワサビ付いたること多いやんか?
あれは刺身の身体冷やす副作用を
紫蘇やワサビの温性と芳香で抑えてるんよ
刺身からみた紫蘇は相畏
紫蘇からみた刺身は相殺
ニンニクからみたいんげん豆は相殺
いんげん豆からみたニンニクは相畏
抑えるもの→抑えられるもの 相殺
抑えられるもの→抑えるもの 相畏
どう? 分かった?
こんなんもざっくりで大丈夫やでな
相悪
そうおって読むで
互いに作用を打ち消しあったりしてまう組み合わせ
よくある料理やと思うんやけど
大根と鶏肉の炊いたやつ
あれは大根の気を降ろす効果と
鶏肉の気を補う効果が
それぞれ打ち消しあってしまうんよね
気を降ろすの?
気を増やして上げるの? どっち!??
って感じや
相反
そうはんっていうんよ
これは組み合わせる外によって
副作用が出てまうって事
例えば柿と緑茶
これは便秘を引き起こしてまう組み合わせ
なんよね
例にあげた以外にも
組み合わせ例はたくさんあるから
またまとめて記事にしてみるわな
禁忌
養生するに当たって
これ食べよ!よりも
これあんま食べんときな〜
の方が重要になってくるで
その食べんときな〜を禁忌っていうんやけど
季節や食材の組み合わせ
病気や妊婦など
色んな状況に対しての禁忌があるで
季節の禁忌
晩秋から早春は
涼性、寒性の食材が禁忌になるで
10月末~3月頭まで位やろか?
最近暑い日多いから
各々調整してやって感じ
この時期は身体冷やさんように
温性、熱性の食材を使っていく時期なんよ
もし涼性、寒性の食材使うんやったら
温性、熱性の食材で調和してね
これとは逆で
晩春から早秋は温性、熱性の食材は
禁忌になるんよ
暑っつい夏にあっつあつの生姜葛湯
飲みたい?
だいたいいらんって思うやんな
身体が自然と求めるもんに素直に
応じてたら勝手に養生出来てると
思うから気張らんでえぇで
病気の禁忌
ここに結構つらつら書いたるわ
冷えてたら冷やす食材は禁忌
ほてりに温める食材は禁忌
そりゃそうやろって感じや
血がドロドロ血瘀さんは冷やす食材が
禁忌になるで
冷やすもんって
凝滞性っていって
気や血の動きを鈍らせる性質が
あるんやわ
だから冷えもん食べたら
血が余計に固まって
ドロドロ加速するよ〜って話
それと似た話で
気鬱、気滞も冷やす食材は禁忌になる
気を留めてしまうからってこと
余計に塞ぎ込んで鬱々してまうわけよ
ネギや生姜みたいな
気を発散させる食材の方が
症状改善に適してるんやね
妊婦さんの禁忌なんやけど
ただでさえデリケートな時期やから
薬膳学でなくても
アレあかんコレあかんって食材
たくさんあるよね
薬膳学的には
妊婦さんって血が足りひんくて
身体が熱くなる傾向にあるって
みてるんね
やから熱をあげる辛いもんは禁忌や
あと行気、活血といった
気血の巡りを良くするやつも
流産誘発の可能性があるから
禁忌になるで
でも実際問題
全く気血の巡りを止めてしまう方が
不調を呼んでまうさかいに
少し行気、活血の食材を取り入れたり
軽い運動で気血を巡らせる事は
とても重要な事やから
やりすぎ養生はやめてね
ほな、今日はこの辺で〜
薬膳妊活カウンセラー│黒田みつこ