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【グルメ】「グリルエフ」のハヤシライス(東京都品川区・五反田)

今日ご紹介するのは、東京品川区は五反田にある「グリルエフ」さん。1950(昭和25年)創業の老舗洋食店だ。

五反田駅近くの、メインの通りから細い道を入った路地裏にある。いわゆるオトナのお店が点在する、(失礼ながら)ちょっと怪しい界隈の一角にある。

こちらが入り口。とてもレトロな佇まい。少し薄暗いので、初めて入るには、ちょっと勇気がいる。

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テーブルが3つ、カウンター5〜6席の、小さな店内だ。照明を落とした、少し暗いフロアは、8割がた席が埋まっていた。

事前の調べでは、このお店では、「ハヤシライス」(1,400円)が一番人気だということだった。この日はそれを試すために来店したのだ。

だけど、このハヤシライス、メニューには載っていないのだ。

着席して、早速メニューをチェックする。

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やはり、ハヤシライスは、メニューに載っていない!

時間をかけてメニューを読んだにもかかわらず、結局、メニューに載っていないハヤシライスをオーダーするのは、なんか恥ずかしいなあ。しかし、今日は、ハヤシライスを食べに来たのだ。そこで、勇気を出して、

「ハヤシライスください。」

と、ハヤシライスをオーダーした。

すると、お店の人は、さも、当然、というように、鷹揚に頷いた。

おお! メニューにないオーダーが、無事、通った! なんだか、客として認められたようで、嬉しい!!

すると、お店の人は、続けてこう言った。

「ご飯は結構量がありますが、少なめにしますか?」

こういう配慮は、とても助かる。ご飯を残すのはしのびないからだ。

「はい、少なめでお願いします!」と、即答した。

ハヤシライスを待っている間、周りを観察してみた。周りのお客さんの半分以上は、ハヤシライスを食べている。また、私より後に来店したお客さんも、席につくなり、ハヤシライスをオーダーしている。このお店のお客さんは、常連さんか、あらかじめ下調べをしてきているお客さんしかいないのかもしれない。

ハヤシライスより先にサーブされたのが、薬味セットだった。らっきょう、福神漬けと、紅生姜だった。ちょっと、カレー屋さんか、牛丼屋さんを彷彿とさせる…。

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そして、お待ちかねの裏メニュー、ハヤシライスがやってきた!

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ご飯と別にサーブされたエレガントなソースボウルに、たっぷりの牛肉、よく炒められた玉葱、マッシュルームにグリーンピースが、黒いソースとともに盛り付けられている。具の量が、とても多い。

家庭で作るハヤシライスとは、ソースの趣がかなり違う。シャビシャビの黒いソースは、醤油ベースだろうか。意外にも、和風なテイストだ。辛味やしょっぱさもある。

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そして、先程の薬味3点セットが、いずれも、ソースによく合う。和洋折衷ともいうべきこのお味は、なかなかのものだ。

後でお店のホームページを見てみると、次のような記載があった。

先代より引き継いだ漆黒のデミグラスソースは、
創業当時から今もなお、継ぎ足し続けてお出し致しております。

そのあまりにも黒いソースは、えも言われぬほろ苦さが特徴です。
美味いと絶賛される方。その黒さ、ほろ苦さに尻込みされる方・・・。
その味を一度、あなた自身の舌でお確かめになってください。

確かに、個性的なお味だったが、私は、とても気に入った。この雰囲気と、この独特のハヤシライスを味わいに、これからも時々リピートしたいと思っている。

美味しかった。ごちそうさまでした!

お店のホームページは、こちら。

食べログのホームページは、こちら。

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