【グルメ】「小松パン店」の「味噌パン」(長野県松本市)
私は、パンが、大好きだ。東京と大阪で、パン屋さんを100軒以上訪問し、色々な種類や味のパンを味わってきた。
ところが、松本市で出会ったこのパンは、そんな私をうならせる、とても個性的なパンだった。
訪れたお店は、松本城からそう遠くない街中にある「小松パン」さん。
こちらは、松本では老舗のパン屋さんだということだ。「牛乳パン」というのが有名らしいのだが、私が松本を訪問したときには、予約制になっていた。それを知らなかった私は購入できなかった。
しかし、それで諦める私ではない。店内を見回す。沢山の種類のパンが所狭しと並んでいる。その中から、ご当地の名物らしいパンを見つけて、購入した。
それがこの「味噌パン」なるものだった。パッケージに「松本名物」と書いてあるし、松本城のイラストもインパクトがある。
洋食のパンと、和食の味噌の組み合わせ。ううむ、これはなかなかユニークなコンセプトだ。
袋に入っているが、袋に入ったままでも、既に、味噌の香ばしい匂いが漂ってくる。これをリュックサックに入れて、暫く歩いた。気が付くと、私のリュックサックは、いつの間にか、とても味噌臭くなっていた。
自宅にて開封してみた。まるで、板のような、固めのパンが、2枚入っている。
切ってみた。
アップにしてみる。
食感は、パサパサ、もそもそしている感じ。ほのかな味噌の辛味が、意外に絶妙なアクセントになっている。でも、飲み物なしで食べるのは、かなり危険かも。私は、紅茶に浸して食べてみた。それくらいで、ちょうど良かった。
気をつけないと、生地が、ポロポロと崩れる。切り方のせいか、イタリアのビスコッティを、少し柔らかくしたような感じもした。
これを、毎日食べろ、と言われると、正直に言って、ちょっと厳しいかな。でも、松本市民にとっては、愛すべき故郷の味なのだろう。
貴重な体験をさせていただいた。ごちそうさまでした!