
健康寿命を守るために知っておきたいロコモティブシンドロームの予防法
日常生活で体を動かすことが少なくなった現代、私たちは運動器(骨、筋肉、関節など)の機能低下による「ロコモティブシンドローム」という新たな課題に直面しています。
特に、高齢者だけでなく、若い世代でも運動不足によってこのリスクが高まっています。
この記事では、ロコモティブシンドロームの原因や症状、そして具体的な予防策について詳しくご紹介します。
ロコモティブシンドロームとは?
運動器(骨、筋肉、関節など)の機能低下により、立ったり歩いたりする能力が低下する状態をロコモティブシンドロームと言います。
この状態が進行すると、日常生活での動きが制限され、転倒や寝たきりのリスクが高まります。
7つのロコチェック
・片脚立ちで靴下が履けない
・家の中でつまずいたり滑ったりする
・階段を上る際に手すりが必要
・家事や買い物などが困難
・2kg程度(1Lの牛乳パック2個程度)の買い物をして持ち帰るのが困難
・15分くらい続けて歩くことができない
・横断歩道を青信号で渡り切れない
より詳細なチェック方法については、下記で25のチェックリストを確認することができます。
これらの自己チェック方法を定期的に行うことで、ロコモティブシンドロームのリスクを早期に発見し、適切な対策を講じることができます。
主な症状
歩行困難:歩く速度が遅くなる、歩幅が狭くなるなど
関節痛:特に膝や腰の関節に痛みが生じる
筋力低下:筋肉が衰えることで動きが鈍くなる
原因
加齢:年齢と共に骨や筋肉が弱くなる
運動不足:適度な運動を行わないことで筋肉や関節が弱くなる
骨粗鬆症:骨密度が低下し、骨がもろくなる病気
予防と対策
適度な運動:ウォーキングや筋力トレーニングを定期的に行う
バランスの良い食事:カルシウムやビタミンDを含む食事を心がける
生活習慣の改善:規則正しい生活を送り、無理のない範囲で体を動かす
ロコモティブシンドロームは、誰にでも起こり得る身近な問題です。
しかし、適切な予防策を講じることで健康寿命を延ばすことが可能です。
この記事をきっかけに、日常生活と運動について考えてみてはどうでしょう?
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