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【ショートエッセイ】正しい知識を、自分から取りに行くのが大事

私は好きな書き手さんの著書は、いわゆる「作家買い」をしています。その方の著書は全部手に入れる。

ロシア専門の軍事アナリスト、小泉悠先生の大ファンで、新刊を毎回楽しみにしています。刊行ペースがすごすぎてびっくり。

noteも書かれていて、定期購読マガジンもあります。

ロシアって、観光したことがある方や、歴史を勉強した方ならよく分かると思うのですが……。
底知れない恐ろしさ・クールさと、朴訥とした感じがどちらもある、ものすごい国なんですよね。独特で唯一無二です。

そんな国をご専門にされている先生ですが、優しい目線と人柄が感じられて、文章もトークもお上手で面白くて、憧れています。理想の先生。
講義を受講できる東大生が羨ましすぎる。

本当に買ってよかった! すぐそばに置いてちょくちょく読み返そう。と思った、小泉先生の新刊がこちらでした。

「情報分析力」小泉悠 著 祥伝社

泥臭く地道に情報を集めて纏めて、文章化するとよいそうで。
私が今まで手探りでやってきた方法は、正解だったなーって分かってよかった。

情報のために身銭を切るのも、自分の足で取材するのも大事とあって、共感しっぱなしでした。

分析者として大事なスタンスのところ、特に必読です。

ちなみに、都会の本屋にこの本が平積みされていて、田舎との情報格差を感じてちょっとショックを受けてしまいました。

その本屋には講談社のブルーバックス(理系の学術的な新書)もたくさん置いてあったりして、さらに考えさせられました。

簡単にアクセスできる情報が、住環境によって異なることがあるなあ。

とはいえ、自分から取りに行けば、いくらでも世界中の情報に当たれる時代です。本格的に情報統制されていない今のところは。

逆に言えば、取りに行かなければ大幅に遅れを取ってしまうのでは〜……って危機感を感じています。


かなり前に予約していたら、昨日発送通知があった新刊。あれっ、発売はもう少し先じゃなかったっけ。

「2030年の戦争」小泉悠 山口亮 著 日経プレミアシリーズ

もし、日本が戦争に
巻き込まれるとしたら?
気鋭の軍事研究者たちが、もっとも可能性の高いシナリオを徹底議論!
中国の軍備拡大、北朝鮮の核開発、ロシアのウクライナ侵略ーー。
日本の安全保障環境は風雲急を告げる。
現代の戦争とはどのようなものか? 
2030年代、日本が戦争に巻き込まれるとしたら、どんな事態か?
実際ミサイルが飛んできたらどうする?
ともに1982年生まれの気鋭の軍事研究者がディープに語り合う。

これ絶対面白いやつ。超豪華執筆陣!

「ゴジラvs.自衛隊 アニメの「戦争論」」小泉悠 高橋杉雄 太田哲之 マライ・メントライン 著 文春新書

ほぼにちの記事も興味深かった。

動画では、YouTubeかニコニコ動画の「国際政治チャンネル」がおすすめですよ。まさに知のインフラ。

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