いろんな人がいるよね。
最近このフレーズをよく聞くし、よく言う。そんな機会に直面することがとても増えた。“いろんな人がいるよね”と自分自身に言い聞かせる意味でも、ひとりごとのように声に出す日もあった。人付き合いは、いつのときも必要だし、仕事もプライベートも、私個人が完全に独立したかたちにしたかったとしても、どこかで人と繋がるし、人と関わりをもつことは必ずある。物事は思った通りにはなかなか進まない。人それぞれの感覚は違うし、まったく同じ人などいないのだから、違って当然。そんなときに、“いろんな人がいるよね”フレーズが発動する。悲観する意味ではなくて、人を認める、自分を認める、人を許す、自分を許す、そんな意味があるのではないかと最近ますます感じるようになった。正解も不正解もないとき、自分とは異なる意見をもつ人に出会ったら、きっと新しい発見になるし、経験につながる。そして私自身も相手の人と異なる意見を言うことになる、“いろんな人”の一人なのだから。みんなちがって、みんないい、の言葉を同時に思い出した日なのだった。